RIOの日記

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ユマ・サーマン主演のブロードウェイ舞台「The Parisian Woman」を見てきました!

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今ハリウッドで注目を集めているユマ・サーマンが、ブロードウェイデビューを飾ることで話題の舞台作品「The Parisian Woman」を鑑賞してきました。

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ブロードウェイ=ミュージカル、というイメージもありますが、この作品は役者5人だけで作り上げるシンプルな舞台作品。インターミッション(途中休憩)無し、約100分間のドラマ仕立ての舞台でした。

「The Parisian Woman」のあらすじ

The Parisian Woman is set in Washington, D.C., where powerful friends are the only kind worth having, especially after the 2016 election.

At the center is Chloe, a socialite armed with charm and wit, coming to terms with politics, her past, her marriage and an uncertain future.

Dark humor and drama collide at this pivotal moment in Chloe's life, and in our nation's, when the truth isn't obvious and stakes couldn't be higher.

(和訳)

舞台は2016年の大統領選挙後のワシントンDC。そこでは、権力者の友人こそ「価値有り」とされている。

物語の中心はクロエという名のSocialite(※日本語で「社交界の名士」の意)。彼女は魅力的かつ機転が効き、政治・過去・結婚生活や不確かな未来と向き合っている。

真実が不確かで得るものもあまりない中、クロエの人生、そしてアメリカという国のターニングポイントを描く、ダークユーモアとドラマがぶつかり合う作品。

う~ん・・良く分からないあらすじ(笑)

 

この作品は、政治的な駆け引きや野望複雑な人間関係との2つをメインの軸としてストーリーが展開していきます。

 

主人公のクロエの肩書きは“社交界の名士”

聞こえはいいけれど要は、金を稼ぐ旦那の地位のおかげで自由気ままな生活をし、チャリティーなど見栄えの良い活動をしている“優雅なご婦人”

 

そんなクロエの夫が重要なポストの候補者に選ばれたことをきっかけに、クロエは夫がそのポジションを得られるよう画策する、という、駆け引き・泥沼の様相を描きます。

5人しかいない登場人物の人間関係も複雑に絡み合い、敵と味方が交錯する様子も見ごたえあり。

感想:2つの要素が中途半端で終わってしまった

政治上の駆け引きと、ドロドロの人間関係

どちらも面白い要素だったけれど、100分という短い時間ではどちらも中途半端な印象だったのが残念でした。

 

夫のために、あらゆる人間関係を裏で操るクロエですが、一方で恋人との別れのシーンではやけにセンチメンタルな言動も見せる割に、複数の恋人との関係はそれぞれドライであっけなく終わり、もうちょっと修羅場的な要素があった方が盛り上がったのになぁと。

 

そもそもクロエ自体も、好きでもない流行のヴァンパイア小説を読むようなアラフィフ女性で、私生活ではあまり知的な部分を感じられなかったけれど、一方で人を影で操る悪女の顔もあり・・・。

 

NY Timesのレビューを見ましたが、あまり芳しくない評価。

今回、ロッタリー(くじ)に当選し、最前列で鑑賞できたので終始集中してみることができたけれど、後方の席だったら寝ていたかも・・・。

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↑最前列からの景色。常に見上げるから若干首が痛かったけれど(笑)、役者さんの細かい表情や動きまで見れて最高の席でした!

 

ライオンキングなど他の人気のミュージカル作品は、毎日何ヶ月も応募しているのにまったく当たらないけれど、この作品だけはロッタリーにほぼ毎日のように当選していたので、あまり客入りが良くないのかもしれません。

ユマ・サーマン

「キル・ビル」の印象の強い女優さんですが、今回初めて目の前で演技を見て、そのルックスの魅力や存在感の大きさに圧倒されました。

ただ、演技中ずっと指先や声の震えが目立ち、お芝居にあまり余裕がないことが気になりました。この作品が彼女のブロードウェイデビュー作でもあるし、慣れない場所でのお芝居に緊張しているのかな、なんて思っていました。

 

あとで調べてみると、数週間ほど前に2列目付近にいた観客からシーンの途中で野次を受けたみたいなので、その影響もあったのかな?

目の前に観客を入れてのお芝居だし、今回は政治的な作品でトランプ政権を皮肉ったようなセリフも多くあって気に障る人もいただろうし、そういう事態が起こりやすい環境だったのかも。

www.nydailynews.com

ちなみに、ユマ・サーマンはゲイリー・オールドマン、イーサン・ホークの元妻。どちらも大物俳優ですね・・・。

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↑ユマは身長181cmでスタイル抜群!

まとめ

過去の出演作に関する告発で注目を浴びているユマですが、女優として体当たりで舞台作品に取り組んでいる姿には励まされたし、ハリウッド女優の美しさ・強さ・オーラを感じられた作品でした。

 

ブロードウェイでは3月11日までの短期間の上演ですので、機会があればぜひ!ミュージカルも楽しいけれど、目の前で見るハリウッド女優のお芝居も、なかなか興味深い経験でした。 

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