インドの発展に伴い、インドへ仕事で行く人も増えているのではないでしょうか。
かく言う私もその一人。
「インドなんて絶対行きたくない!」と思っていたのに、約一週間のインド出張を命じられてしまいました。
実際出張して分かったことは、私たちが想像していたとおりの場所ということ。
治安にしても衛生面にしても、慣れない日本人は本当に気をつけましょう。
超インドア派&潔癖の私が初めての出張で感じた&知った、インド出張で気を付けたいポイントを6つご紹介します。
ポイント1:ビザを取りましょう
出張でインドに入国するためには、滞在期間に関わらずビザが必要です。
私の勤務先での都市伝説ですが、ビザが不十分で入国しようとした社員が入国審査を通過できずそのまま牢屋で一夜を明かし、翌日強制送還されたらしい・・・
真偽の程はさておき、無事入国するために余裕を持ってビザを取得しましょう!
インターネット上で手続きできるそうですが、自分で気づかない不備が原因でいざインドに到着しても入国できないケースが意外とたくさんあるそう。
料金は多少かかっても、手続きに慣れている旅行代理店にお任せした方が結果的に安くつくなんてこともあるかもしれません。
Welcome to Embassy of India, Tokyo (Japan)
私は3年間有効なビジネスビザで入国しましたが、必要書類は意外と面倒くさい。
- 申請フォーム(記入項目がめっちゃ多い)
- 写真(珍しい規格で、写真審査も厳しい)
- 会社推薦状(自分の会社と出張先の会社、両方からもらう)
私の場合、旅行代理店に必要書類一式を預けてから1週間程度でビザが届きました。
ポイント2:水道水は危険
インドに限らず新興国の場合、水道水をそのまま飲むなと言われると思います。
飲むのに限らず、
- 歯磨き
- 冷たいドリンクに入った氷
- シャワー
- 手洗い
どのケースも、水道水が口に入らないよう気をつけましょう。
歯磨きは、ペットボトルの水でします。
手を洗った後は、除菌用ウェットシートで手を拭きます。
シャワー中は目と口をギュっと閉じます。
「そんなことまで…?」と思うかもしれません。
というか、私も思いました笑
でも、飲み物の氷でお腹を壊した、なんて珍しい話ではありません。
飲み物の氷は、ロックのお酒やスムージー、フラペチーノ等も要注意。
そこそこのクラスのホテルなら、お部屋に無料でペットボトルの水が備えてあります。
ポイント3:車と道
「空き時間に少し出歩いてみよう!」と思う方、交通に十分注意が必要です。
車は、日本のように秩序正しく走っていません。
少しでも車間があろうものならぐいぐい突っ込んできます。
歩行者が渡っていても減速なんかしません。
現地の人はそれをすべて知っての上で車と車の間をぬって道路をわたりますが、同じことを日本人がするのは難しいと思います。
道路を渡るときは、車がいないことを確認してから十分気を付けて渡りましょう。
インドの道はガタガタしてますのでヒールだと危ないです。
外を歩くこと際は、太ヒールかぺったんこ靴をオススメします。
ポイント4:食べ物の話
インドは多くの料理に香辛料を使っている上に、脂っこく、量も多いです。
私は出張中体調を崩さないよう、念のため食後に胃薬を飲みました。
生野菜のサラダやフルーツも出されますが、火が通っていないので口にしない方が良いと思います。
朝食・昼食・夕食、なんでもカレー味です。
カレーが好きな人はいいですが、そうでないなら日本からカップ麺かパンを持って行くとホっとすると思います。
高級ホテルでは、洋食ビュッフェもあります。
あと、デザートは強烈に甘いです。
クルフィというインドのアイスを食べましたがすごく甘かった・・・
コーヒー無しには完食できませんでした(涙)
ポイント5:出張時の服装
私は出張時、一番頭を悩ませたのが服装でした。
私の出張先のムンバイはインドの中でも最もビジネスが盛んということもあり、若い女性もたくさん会議に参加していました。
やはり、ビジネスの場でもサリーなどの伝統衣装を着ている女性が多いです。
が、私たちと同じような西洋風の服装の子もそれなりに多かったです。
出張前、いろんなサイトを見たところ、
- 胸元や首元を出さない
- 足(ひざ)を出さない
- 体型を出さない
と色々なコメントを見てどうしたらいいのか若干パニクりました。
でも、特にムンバイの場合はそこまで神経質になる必要はなさそうでした。
私は出張中、膝丈スカートのスーツ+黒タイツでした。
現地の女性は、確かに首回りや胸元を隠す方が多かったですが、膝丈スカート+ソックスの方もいれば体にフィットしたパンツを履いてる方もいて、自由に着たいものを着ている印象でした。
ちなみに、ムンバイは冷房が超強かったです。
スーツの長袖でも寒かったので、冷房が苦手な方はストールやひざ掛けなどの対策があると安心です。
ポイント6:ホテル
インドは最近物価が急上昇しており、そこそこのレストランで食事をするとお会計が日本と変わらない(もしくはそれ以上)、なんてことも多々あります。
同じくホテルの金額もピンキリで高いところは本当に高いですが、ホテルはケチらず良いところを選んんだほうが良いです。
まず、高いホテルはセキュリティがしっかりしています。
私が泊まったホテルは、まず車のチェックがあり、前と後ろのボンネットを開けられます。一緒に麻薬探知犬もいます。
入口ではボディチェックと金属探知機での検査、そして持ち物のX線検査を受けて、ようやく建物に入れます。
建物の敷地の境界線には有刺鉄線が張り巡らされており、エントランス以外からの侵入は困難。
また、高級ホテルの場合は建物の設備として浄水設備があり、水道の水も飲めないまでもそこそこ体や手を洗える程度にきれいになっています。
「ホテルのシャワーの水が茶色かった」なんて話も聞きます。
ホテルを手配する際は、ホテルのグレードをしっかりチェックしましょう!
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気を付けるべきことに注意して過ごせば、インドはとても活力にあふれて興味深い国であることは間違いないです!
ぜひ皆様のインド出張も安全で成功することを祈っております。
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