いつもセンスのない邦題
マイティ・ソーの新作が日米同時に公開されるという嬉しいニュースが公表されたのと同時に、正式な邦題も明らかに。
その名も「バトルロイヤル」。
最初聞いたとき「へ?」って思ったけど、やっぱり映画好きさんの感性は似ているらしく案の定非難轟々・・・。
キャッチフレーズすらダサく見える・・・
「原題はThorなのに、なんで邦題にはマイティが付くんだ?」って常々思ってたけど、今回はそれをも吹き飛ぶダサさ。
なんで邦題がオリジナルと変わるのか
洋画好きの身としては純粋に思うわけです。
「別にそのままでいいじゃん」って。
別に投げやりじゃなくて、作品を作った人がそうタイトルつけたんだから、あえて日本に輸入するときにタイトル変えることなくない?って。
でも映画配給会社はビジネスのわけで。
邦題が変わるのも、マーケティングのためだそう。
つまり、今回の場合でいうと、ラグナロクっていうサブタイトルをバトルロイヤルに変えれば集客力がアップすると、そういう結論だそう。
でも、やっぱり私は思う。
今回の場合、作品の内容を想像するうえで大事なのは「マイティ・ソー」の部分であって、ラグナロクがバトルロイヤルに変わったからってそんなに集客力は変わるのだろうか。
もはや、マーケティング効果じゃなくて炎上効果を狙っているとも思えてくる(笑)
なぞのキャッチフレーズ
あと、私は毎回思うんだけど、日本版の映画のポスターにはなぜあんなダサいキャッチフレーズがつくのだろうか・・・。
今回のマイティ・ソーの新作は「新たなヒーローたちの伝説が始まる」
・・・これホントに必要?って正直な感想・・・。
これもマーケティング効果を狙っているらしく、映画通以外の人はその情報を頼りに映画を見に行くことを決めるらしいけど、これみて「見に行こう♪」って思うもんなのかね。
今夏公開のワンダーウーマンも結構ひどい・・・。
「美女」とか「最強ヒーローは女」とか、もう何も言葉が出てこないレベル(笑)
最近公開された洋画にも、変な邦題やキャッチフレーズはたくさん!
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
映画を見れば、オリジナルタイトルの「Vol.2」がいかに内容にフィットしてるか分かる。マジで「リミックス」ってなに・・・
LION ライオン 25年目のただいま
25年目のただいまってもはや軽いネタバレじゃん・・・
レゴバットマン・ザ・ムービー (そんなのカンケイねー!)
センスとかもうそういうの以前に、小島よしおが嫌いになるレベル(本人に罪はないけど・・・)
邦題やポスターの改悪もだけど、吹き替えに芸人やタレント使ったり、エンディングに流れる曲を日本のアーティストの曲に差し替えたりされると悲しい。
2年も前だけど、「インサイド・ヘッド」の上映中おもむろにドリカムの曲がなぞの映像とともにフルコーラスで流れたときは意味がわからなかった。
・・・そう考えると、今回のソーの副題といい、日本のディズニーの映画配給担当者のセンスがもうやばすぎるのでは。
映画は、映画を好きで見てる人にとっては「作品」なわけで。
もちろん作った人にとってもそうだと思うけど。
それを勝手に配給会社の思惑で解釈しなおしたり手を加えたりしないでほしい。
さんざんけなしたけど、良いと思う邦題もある!
私は邦題をすべて拒絶したいわけではなくて、もちろんいいなぁと思う邦題もあります。
やっぱり最近だと、「ワイルド・スピード」。
「Fast and Furious」の意味をうまく分かりやすいカタカナで表現したなぁと思う。
洋画ファンも、「タイトルを変えること」自体に反対しているわけじゃなくて、「タイトルを改悪すること」が嫌なんだと思う。
少なくとも私はそう。
映画配給会社と映画ファンのこのギャップ、いつになったら縮まるのでしょうか・・・。