公開から1ヶ月ほど経ってしまいましたが、トム・クルーズ主演の「バリー・シール」という映画を見てきました。
日本ではついに今週末公開!
あらすじ
バリー・シール アメリカをはめた男 : 作品情報 - 映画.com
トム・クルーズがパイロットからCIAエージェントに転身し、麻薬の運び屋として暗躍した実在の人物バリー・シールを演じるクライムアクション。
バリーの嘘のような人生がアクション、コメディ要素満載で描かれる。
敏腕パイロットとして民間航空会社に勤務するバリー・シールのもとに、ある日CIAのエージェントがやってくる。
CIAのスカウトを受けたバリーは、偵察機のパイロットとしてCIAの極秘作戦に参加。作戦の過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、バリーは麻薬の運び屋としても天才的な才能を開花させる。
エージェントとしてホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをする破天荒な動きをするバリー。そんな彼にとんでもない危険が迫っていた……。
監督は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に続き、クルーズとタッグを組むダグ・リーマン。
あらすじだけかいつまんでも、「本当にアメリカにそんな人が存在したの?!」って聞き返したくなるような、波乱に満ちた人生。
ある程度映画用に脚色してるんだろうけど、それでもスケールが違う。
感想(ネタバレ注意!)
映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』★★★3.5点。 公開からだいぶ日も経った月曜日の夜にも関わらず、客入りも観客の反応もかなり良かった。
— Rio (@nami11star1) 2017年10月17日
ト… https://t.co/vELocxlT91 #Filmarks #映画
映画「トップガン」から30年。今でもやっぱりトムと飛行機ってかっこいい組み合わせなのには変わりがない。
実物のバリー・シールさんを見たら、トムみたいなハンサムな人ではなく普通の人でした笑
パイロット、ユーモア、破天荒という主人公のキーワードは、確かにトム・クルーズに重なる部分がありますね。彼が演じたことについては賛否両論あるみたいだけど、私は彼が好きだし楽しめたのでアリだったと思います♪
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ちなみに、邦題のサブタイトルが「アメリカをはめた男」だけど、これ逆じゃないかな~。
バリーは、CIA・DEAなどなどから「アメリカのために」っていう大義のもと麻薬グループ撲滅のために色々仕事をさせられて、仕事の成果も出してたのに、結局アメリカのエージェンシーの手違いで自分も一緒に映った隠し撮りの写真がメディアに流れたことがきっかけで潜入捜査がカルテルにバレて、最後暗殺されちゃったのに・・・。
むしろ、いいように使われてちゃんと保護もされず、最後見殺しにされた感じだった気が・・・。
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Rotten Tomatoesでは批評家・オーディエンスとも高評価を付けています。
30年前の混沌とした世界情勢を伝える当時のニュース映像を駆使していたので、特に当時を知る世代にとってはリアリティもあるでしょうし、当時を知らない私のような観客でも簡単に分かるようなポップなアニメーションが入っていて、理解しやすく作品の世界観に入りやすかった。
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この作品、航空機のシーンの撮影中にパイロット2名が亡くなる事故が起きていて、今も遺族と製作サイドとの間で係争が続いているそう。
トム・クルーズ主演『アメリカン・メイド』の製作陣、飛行機事故で訴えられる | マイナビニュース
近年は本当にリアルで迫力のある映像が多く見られるようになって、観客としては見ごたえもあるしとても嬉しいけれど、こうしたパイロットやスタントマンの体を張った演技のたまものなんだな、と改めて感じます。
映画では俳優さんが作品の顔だしみんなの印象にも残るけど、改めてスタントやその他大勢のスタッフの一人一人の力が集まって、一つの映画が完成することを忘れないようにしないと☆