RIOの日記

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映画「レディ・バード/Lady Bird」の感想♪弱冠34歳の女性監督の自叙伝的映画は、今年の賞レースの注目株!(ネタバレ有り)

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突然ですが、皆さんは自分の高校時代、覚えていますか(*^^*)?

映画「レディ・バード/Lady Bird」を見て、私はその記憶が蘇りました。

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でもこの映画、センチメンタルなだけでなく笑える要素も多くて、劇場は文字通り笑いに溢れていました

映画のあらすじ

女優で注目の演技をみせていたのはそのシアーシャ・ローナン。コメディエンヌっぷりを発揮した『Lady Bird』は田舎くさいサクラメントに暮らすカトリック系の女子高校生が、初体験と大学受験を経て都会に飛び出すまでの物語……と書くと退屈以外のなにものでもないけれど、これが本当に面白い!

 

キリスト教系女子校あるあるやら、貧乏あるあるに、カリフォルニア州あるあるにモテ男子あるあるなどなど、小ネタで連続して畳み込んできて試写場は誰かの笑い声が常に漏れまくり。イタイ青春時代を真剣に、でも愉快に見せる演技力はさすがアカデミー賞に2度ノミネートは伊達じゃない。『フランシス・ハ』や『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』で知られる女優グレタ・ガーウィグ初の単独監督・脚本デビューとなるこの作品は、A24制作。メディア・バイヤー限定の上映にもかかわらず終わるやいなや拍手喝采。とくに真剣交際した隣の男子校生の秘密が暴かれるシーンは必見! 会場中が「ワーーーーォ」と爆笑の渦に。

ELLE Onlineより引用

都会への憧れを抱く田舎のJK

これ、まんま高校時代の私でした(笑)

大学に進学した最大の動機は、田舎を脱して東京で暮らしたいの一点のみ。

今振り返っても理由は良く分からないです。

憧れの一言に尽きます。

でも、上京日が近づくにつれて寂しくて心細くて・・・。

当日は周りが引くほど号泣しました(笑)懐かしい思い出。

 

主人公・レディ・バードも、ド田舎のサクラメントを脱するために、母親の反対をよそに遠方の地の大学を手当たり次第に受験し、見事合格。

 

娘が遠い街に行ってしまう寂しさが心の奥底にあってのお母さんの反対だったと思うけど、都会に行きたい娘と、地元の大学に通って欲しいお母さんとの意地の張り合いがとってもいじらしい。

 

そして、レディ・バードがいよいよ旅立つ日のシーンは、涙無しには見れなかった。

自分の上京した当時の心境が蘇ってしまって・・・。

 

ありふれたシーンだけど、そんな複雑な母娘の心境が繊細に描かれていました。

変わりたい欲求

主人公の名前は、映画のタイトルどおり「レディ・バード/Lady Bird」。

でも実は、これは自分でつけたニックネームで、本当の名前はクリスティン

 

きっと、新しい自分に生まれ変わりたくて、それまでの名前ではなくて「レディ・バード」という名前を自分自身につけたんじゃないかな。

 

そんなレディ・バードが、自分の信念を貫いてニューヨークの大学の合格を掴み、ニューヨークでの生活を経て、親が付けてくれた名前と今までの自分の人生をそのまま受け入れます。

 

それを表していたのが、実家への電話の留守電のメッセージの中で自分のことを本名のクリスティンと呼ぶシーン。

そのシーンでも泣かされちゃいます(笑)

 

監督は女優でもあるグレタ・ガーウィグ

賞レースの有力候補と言われ、レビューサイトでも史上最も高評価を得た作品と聞き、どんな監督が手がけたのか思ったら、監督としての初作品だそう。

とってもびっくり!

 

監督が自ら脚本も手がけたそうで、そのために約1年を費やしたそう。

グレタ・ガーウィグは本作の脚本を執筆するのに丸一年を費やした。出来上がった脚本は350頁を超える長さのもので、『Mothers and Daughters』というタイトルが付けられた。

Wikipediaより引用

 

さらに一番びっくりしたのが、彼女、まだ34歳なんです。

(※映画公開時の年齢)

私とそんなに年齢変わらん!笑

 

有名な映画にも何作か出演経験がありますが、元々は脚本家志望だったようで、とても立派な学歴の持ち主。

レディ・バードと同様、サクラメントで育ち、カトリック系の女子学校に通ったあと、ハーバード大学で英語と哲学を学び卒業したそう。

「Lady bird Greta Gerwig」の画像検索結果

映画への出演経験もあるのも納得、キレイな方です・・・☆☆

 

グレタ・ガーウィグ監督の、女優としての出演作品はコチラ♪

まとめ

3月頭のアカデミー賞まで、これから映画賞が続きます。

先日ニューヨーク映画評論家協会賞が発表され、「レディ・バード/Lady Bird」が見事作品賞を受賞しました!

www.cinematoday.jp

 

映画の出来栄えを実際に見ても、今後の大きな賞レースに絡んで来ることは間違いない、要注目の作品です。

 

このブログを作成している時点(2017/12/8)では日本公開は未定ですが、これほど世界中で話題と注目を集め、高い評価を得ている作品だけに、公開決定は確実のはず。

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2018年5月追記

無事、2018年5月31日に日本でも公開されました。

好意的なレビューが多く、日本でも受け入れられているようで嬉しくなりました!

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