二ツ星の料理人を見ました。
私のFilmarksの気になる映画リストの一番下にあった(=登録された日が一番古い)のがこの作品。
ついに!ようやく!鑑賞できました。
映画『二ツ星の料理人』★★★3.5点。 調理のシーンや劇中の料理は、フードトラックの映画の方が夢中になったし美味しそうだったけど、1人の人間ドラマとし… https://t.co/bk8ME6MFJr #Filmarks #映画
— Rio (@nami11star1) April 15, 2018
映画のオープニングに、ワインスタイン・カンパニーのロゴが。
あらすじ
パリの一流フレンチレストランの二ツ星シェフが、スキャンダルを起こして姿を消した。彼の名はアダム。シェフとしては最高だが、人間的には欠点だらけの男だ。それから3年、復活をかけたアダムは、かつてのオーナーの息子トニーがロンドンに開くレストランを訪ね、強引にシェフの座に就く。「三ツ星をとって世界一になる」と誓い、パリ時代の同僚のミシェルやヘッドハンティングした女性料理人エレーヌなど才能溢れるスタッフを集める。だが、ブランクの間に、調理方法からレストランの内装まで、料理界のトレンドは劇的に変わっていた。さらに未解決のまま逃げ出した過去のトラブルが彼を襲う。そんななか、遂に客を装ったミシュランの調査員が店に現れる──!
※公式HPより引用
芸術品のような料理
ブラッドリー・クーパー演じるアダムは、ミシュランの三ツ星を目指すシェフ。
当然出てくる料理も、小洒落たレストランで出てくるものとはわけが違います。
食べるのがもったいないほどの美しさ。
ただ、私自身がそういう料理を食べなれていないせいか、それほど強く「おいしそう!」と感じることはありませんでした。
逆に、食欲を刺激されまくったのはシェフ 三ツ星フードトラック始めました 。
煙に囲まれた小さいフードトラックと、ジュージューした鉄板とで、想像力を掻き立てられました。
最近では、ミシュランに日本のラーメン屋さんも選出されていますね。
映画の中では、審査員がわざとフォークを床に置いてスタッフの対応を見る、なんていう具体的な審査の方法も紹介されていました。
こちらのサイトには、謎に包まれたミシュランの審査員の実態に迫っています。
会社の経費で飲食してレポートを出す・・・私もミシュランの審査員に転職したい。笑
シェフの葛藤と周囲のサポート
アダムはシェフとしては実力があるものの、それでは補え切れないほど人間性に問題があります。
特に、序盤スタッフに怒鳴り散らすシーンを見て「この人嫌いだ・・・」って思ったほど。
女性の胸倉掴んで「魚に謝れ」とわめいていたときはドン引きでしたもん。
そんなアダムが、周囲の人とどう関わり合いながら"ミシュラン三ツ星獲得"という目標に向かっていくのか。
この作品のメインは、料理ではなく人間ドラマと言えます。
アダムを演じたのは、ブラッドリー・クーパー。
映画ハングオーバー!シリーズを通じて彼を知ったので、私の中ではコメディ映画に良く出ているイメージでしたが、アカデミー賞主演俳優賞にノミネートされた作品アメリカン・スナイパーなど、シリアスな作品で難しい役柄にも挑戦しています。
まとめ
この作品は、料理ももちろん、人間ドラマが満載。
アダムとエレーヌが恋仲になったところだけ、同じ女性としてはあまり共感できなかったかな。
アダムはトラブルメーカーだけど、やっぱり一流と呼ばれる人は違います。
三ツ星を目指すシェフなのに、バーガーキングで食事をして冷静に分析する。
私のお気に入りのシーンの1つです。
先入観を持たず、色んな場所に足を運んで情報を収集し、それを冷静に分析する。
シェフだけでなく一社会人として欠かせない姿勢ですよね。
ユマ・サーマンやアリシア・ヴィキャンデルなど、豪華な脇役がたくさん出演していました。
ユマ・サーマンのブロードウェイ舞台の感想はコチラ