RIOの日記

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『あの夏のルカ』の感想 - ディズニーらしい、心温まる冒険の物語。

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ディズニー/ピクサーの新作、『あの夏のルカ』を鑑賞。

 

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(c) 公式サイトより 

 

ディズニーらしいテーマとストーリー展開で、目新しさや斬新さはありません。

でも決してそれはマイナスポイントでも作品を退屈させるものでもなく、それでもなお見ている人に感動を与えるディズニー/ピクサーのすごさを再認識。

 

 

『あの夏のルカ』は、ディズニープラスで鑑賞できます♪

 

 

こんなあなたにオススメ!

✔︎ ディズニー作品のファン
✔︎ この夏、新しいことに挑戦したい/自分の殻を破りたい!と思っている
✔︎ 家族全員が一緒になって映画を楽しみたい

 

 

 

 

あらすじ・基本情報

 

「僕らには秘密があった。誰にも言えない秘密が…」

イタリアのその小さな港町の名はポルトロッソ─

住民たちは<海の世界>に住むシー・モンスターを恐れ、一方シー・モンスターたちも、<人間の世界>を恐れていた。

それでもシー・モンスターの少年ルカは、人間の世界への好奇心を止めることができない。

ある夏の日、彼はついに海の掟を破り、親友と一緒にポルトロッソにやってくる。<ある秘密>と共に…ルカの“禁断の憧れ”が巻き起こす、<ひと夏の奇跡>とは何か?
美しいイタリアの港町を舞台に描く、サマー・ファンタジー・アドベンチャー! 

Disney+より引用 

 

 


www.youtube.com

 

 

◆基本情報◇ 

  • 原題:Luca
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:アニメーション
  • 監督:エンリコ・カサローザ 

 

主人公ルカの声を、『ワンダー君は太陽』『ルーム』でお馴染み、天才子役と呼ばれるジェイコブ・トレンブレイが務めています!

 

地上に上がり、水分が乾くと人間の姿になる不思議な生き物、"シーモンスター"。

シーモンスターのルカとアルベルトの、一夏の冒険のストーリー。

 

登場人物

 

ルカ

本作の主人公。

海の底で家族と暮らしていたものの、ひょんなことがきっかけで人間が住む地上に強い興味を持ち、ある日その世界に一歩踏み出す。

 

アルベルト

ルカを地上に誘った、ルカの友人でお兄さん的存在。

人間が作るものを集めるのが好き。

好奇心旺盛で、気になったことはまずは挑戦する積極的な性格。

 

ジュリア

街で出会った人間の女の子。

ルカとアルベルトをトライアスロンの大会に誘う。

 

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(c) 公式サイトより

 

 

以下ネタバレが含まれますのでご注意ください 

 

 

 

人間とシーモンスターの対立

 

ルカは、人間が「シーモンスター」と呼ぶ、海の不思議な生き物。

 

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(c) 公式サイトより

 

小さい頃から両親から「人間が住む地上はとても危ない場所だから決して行ってはいけない」としつけられ、ずっと教えを守ってきました。

 

地上で暮らす人間の世界でも、シーモンスターを倒した者=英雄と考えられるなど、シーモンスターを敵とみなしています。

 

それでも、シーモンスターのルカ&アルベルトと人間のジュリアは友達になります。人間とかシーモンスターとか、それぞれの属性なんか気にしない。


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(c) 公式サイトより

 

コロナ禍でより世間の分断が進んだと、一時期ニュースにもなりました。

アメリカではアジア人差別が起き、日本でも中国系の人への差別があり。

そんな世の中の風潮が、個人的に本当に嫌だったんです。

 

シーモンスターを毛嫌いしていたジュリアのパパは、ストーリーの終盤でルカ&アルベルトの正体がシーモンスターだと知っても、追い払ったり罵声を浴びせたりすることなく、2人をルカとアルベルトとして受け入れます。

 

一人でも多くの人が、アジア人とか中国人とか、人を属性だけで判断して差別するのではなく、ジュリアのパパのように一人一人を尊重するような優しさを思い出して欲しいなぁ。

 

知らない世界へ飛び込む&子供を送り出す勇気

 

親の言いつけを破り、人間の世界へ一歩足を踏み出したルカ。

そこでルカは強く興味を惹かれるものに次々と出逢います。

 

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(c) 公式サイトより 

 

VESPAという原付バイク。

夜空に浮かぶ星空。

 

ルカにとって地上に上がることは、とてつもなく大きな出来事だったと思うんです。

物心ついた時から親に言われてきたことを破るって、とっても大きな決断だし、とっても悪いことをしている気分になるはず。

 

でも勇気を持って一歩踏み出したおかげで、ルカの世界は何倍にも広がります。

ルカのような年齢の子だけではなく、私たち大人含め、何かにチャレンジする全ての人の背中を押してくれます。

 

そして、親になって思うことは、ルカのパパとママの気持ちが痛いほどわかる!!

危ないと思うところに子供を行かせたくない。


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(c) 公式サイトより

 

可能性に満ちた世界だとしても、同じだけ危険がある。

そんなところで子供が安心して過ごせるはずがないと不安になる…。

 

だからこそラストシーンで、ママとパパがルカを人間の学校に通ってもいいと言った場面が心に響きました。

 

ジュリアたちに出会って多少人間に対する印象が良くなったとしても、みんながジュリアのように優しい人ばかりでないことは分かっていて、穏やかな表情でルカを送り出していたけれど、内心心配で不安でたまらないはず。

 

私は、ルカのパパママのような親になりたいな、って思いました。

 

アルベルトが良き兄貴分!

 

『黙れ、ブルーノ!』

何かにチャレンジしようとする時、頭の中で「危なそう」「失敗したらどうしよう…」「どうせ私なんて…」と、ブレーキをかける言葉が聞こえること、ないですか?

 

アルベルトは、そんなネガティブなもう一人の自分の声の主をブルーノと呼び、「頭の中で聞こえる声には『黙れブルーノ』と言って静かにさせれば、迷うことなくチャレンジできる」とルカに教えます。

 

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(c) 公式サイトより 

 

ブルーノの名前はさておき。笑

私たち大人でも、今すぐ実践できるナイスアイディア!

 

『弱気なもう一人の自分の言葉に惑わされないで。』

 

そんなアルベルトのメッセージ、胸に刺さりました。

 

 

念願だったVESPAを売って、ルカが学校に通うための資金にしたアルベルトの優しさ。そして電車で別れる時に全力で明るく送り出すシーンに、号泣…。

 

 

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