クラシック音楽で、一番聴いてきたのは間違いなくショパン。
そんなショパンの展示会があると聞き、緊急事態宣言解除後初の週末に練馬へ。
私は、6歳から18歳で上京するまで、12年間ピアノを習っていました。
色々な曲を弾きましたが、ショパンの曲が一番好き。
最後の発表会では、ショパンの『別れの曲』を披露しました。
東京で6月下旬まで開催中の「ショパンー200年の肖像」展。
✔︎ショパンが好き
✔︎クラシック音楽が好き
✔︎西洋の歴史や文化に興味がある
そんな皆さんにぜひオススメしたいです。
「ショパンー200年の肖像」基本情報
- 2020年6月2日〜2020年6月28日
- 練馬区美術館(最寄り:中村橋駅)
- AM10時〜PM4時
- 観覧料:一般1,000円
- 撮影・録音など禁止
詳細はこちらのページをご覧ください。
場所は、中村橋駅から徒歩3分程度。
中村橋駅には改札口が一つだけ。その改札を出て左側の通りに出て、さらに左側(図書館や美術館方面)に進めばすぐ到着!
敷地内には小さな公園もあり、ご近所のファミリーがたくさん遊んでいました。
公園には、たくさんの巨大な動物のモニュメントが。
そんな中をとおり、石階段を登った2階が受付です。
展示会の見どころ
この展示会は、ショパンを音楽からではなく肖像画などの絵画やショパンが生前遺した手紙などからショパンの人柄に迫る点がユニーク。
また、展示会の最後には「ショパンピアノコンクール」の歴史など、ショパンが亡くなった後の歴史も見ることができます。
じっくりと見て回り、だいたい2時間かかりました。
▼パンフレット
ショパンの肖像画
普段はオランダのドルトレヒト美術館で展示されているというショパンの肖像画。
ベタですが、これが一番記憶に残りました。
金の額縁に飾られ、どことなく優しく知的で優雅な雰囲気のショパン。
有名な画家であるアリ・シェフェールによる作品です。
ショパンと当時親交のあった人たちの描いた肖像画もいくつかありました。
ショパンのデスマスクや、亡くなる直前まで愛用していたという中国っぽい雰囲気の置物なども興味深かったです。
ショパン自筆の楽譜・手紙
ショパン自筆の楽譜は、やはり震えた!
ペダルを踏むタイミング、ページをめくる合図・・・
細かい部分まで書かれていました。
また、ショパンは生前日記などは遺しておらず、自らの手で文章を書くちょっとした手紙でも、かなり貴重なのだそう。
親しい人に宛てた直筆の手紙を目の前にすると、ショパンのことを少し身近に感じられるようでした。
ショパン国際ピアノコンクールの歴史
展示会のラストは、ショパンの名を冠したピアノコンクールについて。
5年に一度、若手ピアニストの登竜門として名高いピアノコンテストの歴代優勝者やその年の出来事といった歴史を知ることができます。
日本人もこれまで何人も挑戦してきて、最高順位は2位。
本来は今年まさに行われる予定でしたが、コロナの影響で来年に延期されました。
なお、前回大会で優勝したのは韓国人の若手ピアニスト。
審査の初期から頭一つ抜き出て、かなり目立っていたそう。
Seong-Jin Cho – Polonaise in A flat major Op. 53 (Prize-winners' Concert)
コロナが落ち着いたら、ピアノのコンサートに行ってみたいな〜!それに、10年以上ぶりだけどまたピアノも弾きたいから電子ピアノも欲しい〜♪
欲張りなんだから・・・
普段は映画・海外ドラマや本といった媒体を通じて学んだり余暇を楽しむことが多いですが、美術・芸術を間近で見て楽しむのもいいですね。
数百年も前に描かれた絵画を目の前にすると、一瞬自分の気持ちが当時にタイムスリップできるような、不思議な感覚があります。
しばらく旅行に行くことは難しそうなので、まだ行けていない東京近郊の美術館に足を運んでみようと思います。