マーベルのヒーロー『デアデビル』シーズン3、鑑了!
NETFLIXオリジナルの海外ドラマで、このシーズン3がラストシーズンです。
©️公式ウェブサイトより
見所はなんといっても格闘シーン!
ヒーローものの作品というと、特殊能力とか爆破シーンとか派手な場面を想像しがちですが、デアデビルは全体的に静かでダーク。
そして格闘シーンも武器をあまり使わない接近戦なのですが、だからこそ役者さん・スタントマンさんの力量にかかっている難しさがあると思います。
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そんな難しさを吹き飛ばして見る人を一気に惹きつけるリアリティと迫力に、毎回圧倒されました。
『デアデビル』シーズン3 #Netflix
— Rio (@nami11star1) 2021年3月22日
どのエピソードもバッキバキのアクションシーンが見応えハンパなかったしカッコよかった!マット、カレン、フォギー…みんな苦悩を抱えながら良いチームだった💫
ファイナルシーズンだけ見逃していたけれど、面白過ぎて一気に完走しちゃいました。 pic.twitter.com/GrcLuqWyTc
<こんな人に特にオススメ>
- マーベルシリーズが好き!
- ニューヨークを舞台にした作品が気になる。
- 法律に関係した職業に就いている。
- ダークな世界観のドラマが好き。
▼シーズン1の紹介はこちら▼
あらすじ
幼くして視力を失ったマット・マードック。昼は弁護士として、夜はスーパーヒーロー、デアデビルとして、ニューヨークの一角で悪との孤独な戦いを続ける。
Netflix作品紹介ページより引用
Marvel's Daredevil | Official Title | Netflix
タイトルの"Daredevil"とは、「命知らずな人」「向こうみずな人」という意味。まさに己の拳ひとつで正義を貫こうとするヒーローの名前にふさわしいですね!
<基本情報>
- シーズン3:全13話(シーズン3がファイナル)
- 各エピソード約50分
- ジャンル:スーパーヒーロー、アメコミ、アクション
以下ネタバレが含まれますのでご注意ください
主要な登場人物の紹介
マット・マードリック/デアデビル
表の顔は弁護士だが、夜になるとコスチュームに身を包み、デアデビルとしてニューヨークの街の悪党たちを懲らしめるスーパーヒーローでもある。
幼い頃の事故で両目の視力を失うが、引き換えにその他の感覚が研ぎ澄まされ、周囲のいならず遠くの様子も感知できるようになり、それがアクションにも活かされている。
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フォギー・ネルソン
マットの親友で、マットと一緒に弁護士事務所を経営。
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カレン・ペイジ
最初はマットとフォギーの弁護士事務所の事務を担当していたが、その後新聞社で勤務するように。
シーズン3では、カレンが母の死で家族と上手くいかずに荒れていた頃、カレンを救い出そうとしてくれた弟を自らの不注意で起こした交通事故で亡くしてしまい、ずっと自責の念に苛まれている過去が明らかに。
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ウィルソン・フィスク
ニューヨークの街を支配する裏社会のドン。その強力な腕力と金、影響力を駆使して、裏社会の悪人のみならず政府機関の職員までも恐怖で支配して思いのままに動かす。
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ポインデクスターFBI捜査官(デックス)
フィスクの移送中襲撃を受けた際に犯人グループを一掃するほどの腕前を持ったFBI捜査官。実は反社会的な病質精神病を持ち、幼い頃に野球チームのコーチを殺害するという事件を起こす。
そんな内面の闇をフィスクに見出されてしまい、正義の味方であるはずのFBI捜査官からフィスクに操られる暗殺者にされてしまう。
デアデビルと互角に戦うほどの腕前を持つ。
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レイ・ナディームFBI捜査官
義理の姉のガンの治療費に苦しみ昇進を焦り、刑務所に拘束中のフィスクからの提案(ニューヨーク市内の犯罪組織に関する情報を提供する見返りに警備が厳重なホテルのペントハウスに移送しろ)を受け入れる。
だがその提案の裏にフィスクの企みがあることに気付き上司に相談を持ちかけるが、その上司もフィスクの息がかかっており、逆に罠にハメられフィスクの言いなりになってしまう。
最後には良心が勝り、フィスク打倒のためにマットたちに強力する。
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法律の限界
シーズン3の大きなテーマの1つは、「法制度には限界があるのか、限界がある時に正義を自ら下すことは正しいことなのか」が挙げられると思います。
シーズン2までに苦労してフィスクを刑務所に送り込んだマットたちですが、法律の抜け穴を使ってフィスクがホテルの最上階で贅沢に生活していることを知り激怒。
もう一度刑務所に戻すため奔走します。
マットは「法制度には限界がある。フィスクを完全に排除するためには奴を殺すしかない」と主張するのに対し、フォギーは「法制度に則って正義を下すことが大切」と信じており、相反する考え方を持ち続けます。
皆さんはどのように思いますか??
私自身は大学で法律を学び、卒業後は企業の法務部門で色々経験して来ました。そのため普段から法律関係のニュースや情報はこまめにチェックしていますが、本音を言うと、法制度は完璧ではなく、個人の感情では納得できないような処理をされるケースが多いなぁと感じることがたまにあります。
作中では、マットがフィスクを倒す寸前までボコボコにタコ殴りしますが、最後にはマットは自分の信念を守り、フィスクを殺すことはせずにニューヨーク市警に身柄を引き渡します。
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つまり、もう一度法制度を信じることにしたのです。
シーズン3がファイナルなのでその結果が正しかったのかは描かれませんが、実生活では正直法制度の限界が散見されるように思います。
- 刑事罰が軽すぎないか?
- 少年法って本当に必要なの?
- 命に関わる電気ガス水道は支払わないと止められるのに、NHKはなんで止めてくれないの?
- 議員ってあんなにたくさんの人数必要なの?
などなど、挙げたらキリがないですね。
その他雑感
この『デアデビル』は単なるヒーローものではなく、正義・法制度・宗教・友情などの要素も細かく繊細に描写されとても見応えのあるシリーズだったので、シーズン3での終了は残念。
一説によると、動画配信ビジネスに本腰を入れたいディズニーと折り合わなかったそうで。
ディズニーの前CEOもその書籍の中で動画配信ビジネスの可能性の大きさを明言しており、実際にDisney+は好調に推移しているようです。
▼社会人としての大切な心意義が学べるおすすめの一冊。『ディズニーCEOが実践する10の原則』▼
キャスティング含めて本当に最高のシリーズだったので、プラットフォームをDisney+に移して続きが見られる日が来ると嬉しいな。
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シーズン3では、フィスクの手に落ちたデックス扮する偽のデアデビルが街を恐怖に陥れます。
そのため、マットがデアデビルのスーツを身に纏って正義のデアデビルとして活躍するシーンが全くなく、そのままシリーズが終わってしまったのが残念。
©️公式ウェブサイトより
マットの黒い覆面姿のアクションシーンもかっこよかったけど・・・やっぱりデアデビルとして活躍する姿をもう一度見たかったなぁ。
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