晩年のジュディ・ガーランドを描いた映画『ジュディ 虹の彼方に』を観てきました。
薬物や不安定な精神状態といった問題をたくさん抱えていたことは知っていましたが、私がこの作品を観終わって感じたのは、「哀しい人生だなぁ。。」ということです。
ジュディの生き様に、何とも言えない虚しさを抱きながらも、主演女優としてジュディ・ガーランドを演じたレネー・ゼルウィガーの熱演には感銘を受けました。歌唱シーンも多かったのですが、ご自身で全てパフォーマンスされていたのですね。往年の大スターの風格に溢れていました!
『ジュディ 虹の彼方に』
— Rio (@nami11star1) March 14, 2020
ジュディ・ガーランドの人生が、哀しかった。若くして成功して、愛されていた女優さんだったと思うけれど、精神面や体調面で支えてくれる身近な人がいれば…
レネー・ゼルウィガーの演技が圧倒的で、歌声もステージ上のパフォーマンスも素晴らしかった👏 pic.twitter.com/tf1tOYgy4Y
あらすじ
ミュージカル映画のスターだったジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)は、遅刻や無断欠勤を重ねた結果、映画のオファーがなくなる。
借金が増え続け、巡業ショーで生計を立てる毎日を送っていた彼女は、1968年、子供たちと幸せに暮らすためにイギリスのロンドン公演に全てを懸ける思いで挑む。
※Yahoo映画より引用
以下、ネタバレを含みますのでご注意くださいm(. .)m
感想
本編終了後、エンドロールの直前に、彼女のブレークのきっかけとなった作品、「オズの魔法使い」の言葉が引用されていました。
「人の心は"どれだけ愛するかよりもどれだけ愛されるか"で決まるのだ」
ジュディ・ガーランドは、当時は様々な批判もあっただろうけど、愛されて記憶に残る女優さんだったことは間違いないと思います。
でもね、やっぱり今日の作品で観た彼女の人生はとても哀しかった。
薬物、アルコール、睡眠障害…精神面・体調面であれだけ問題を抱えていて、そのせいでキャリアでも傷ついていたけれど、身近で親身に支えて手を差し伸べる人はいなかったのかなぁ…。
この映画は、亡くなる半年前のロンドン公演をメインに彼女の晩年を描いていたため、歌い手としてステージに立つジュディ・ガーランドが描かれていました。
全く自信が持てず、ステージに立つことも怖がり、パフォーマンス前にも関わらず飲酒をしてステージを台無しにする一方で、仕事の状況が危機的だと感じ必死ですがりつこうとするシーンもあり。
デビュー当時からの薬物や激務の影響で崩したリズムを最後まで引きずってしまい、翻弄されている感じがしました。
だからこそ、デビュー当時の過酷な労働環境や薬物に対して、許せない気持ちです。
そんな苦悩を抱えたジュディを見事に演じていたレネー・ゼルウィガーがとても素晴らしかった!
私がレネー・ゼルウィガーを初めて知ったのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』。おかげで私は彼女をイギリス人の女優だと、今日まで勘違いしてました(笑)
歌唱シーンも多かったのですが、全てご自身でパフォーマンスされたとのこと。歌声ももちろんだけれど、ステージ上での立ち居振る舞いってとても難しそうなのに、スクリーンで観たのは貫禄溢れるジュディ・ガーランドそのものでした。
アカデミー賞にノミネートされ、そして主演女優賞を勝ち取るのも納得です。
やはり、印象的なのは最後のステージのシーンですね。
感極まって歌えなくなってしまったジュディ、代わりに歌うオーディエンス。
演技とはいえ、あの会場の一体感と温かさはライブショーの醍醐味に溢れていました。
仕事を愛し、才能にも恵まれ、子供たちを必死で愛する姿は人間味あふれる「普通の人」。だからこそ、業界の大人たちに人生を狂わされて、仕事も家族も失いかけて我を見失うジュディの姿に、最後まで心が痛かった。
おまけ
会社から、週末外出禁止令が出ました…。
こんな状態でも週の半分は出社しろって社員には命じてるくせに、そんなん意味ないやろ〜\٩(๑`^´๑)۶//
…ということで、今日も雪の中懲りずに映画館へ行っちゃいました。
都内でこんなにたくさん雪が降ったのは今シーズン初じゃないですかね。
我が家のニャンズたちも、興味津々♪
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