公開前から話題沸騰だった『ミッドサマー』を観てきました!
ホラー苦手でしょ?大丈夫だったの…?
ホラー的な怖さは、前作の『へレディタリー/継承』より全然大丈夫だったけど、作品全体の不穏な空気感とか、不気味さとか、後味の悪さとかをトータルすると、前作以上に精神をやられた気がする…
な…なるほど…
『ミッドサマー』
— Rio (@nami11star1) February 23, 2020
思ったのと少し違ったけど、見終わった時の胸糞感が半端なかった…(褒めてる)😂
映像は本当に美しかった。
きっともう一度見たら理解が深まるんだと思うけど、しばらくは2度目の鑑賞はいいや…笑
そのくらい、見るのに覚悟(?)が必要な作品だと思います。 pic.twitter.com/lwQ5eOT6rR
『ヘレディタリー/継承』
— Rio (@nami11star1) February 17, 2020
ミッドサマーが気になるけど、ホラー大の苦手なので、監督の過去作をチェック。
こ…こ…怖い😨
舞台の家とか周辺の光景が美しいんだけど、対照的にストーリーはホントに恐怖。そして少し難解でした。
ミッドサマー…私は迫力満点のスクリーンで見て、耐えられるかな…😓 pic.twitter.com/TsfeklnaYG
どちらの作品も、ストーリーの不気味さ・後味の悪さと対照的に映像が惚れ惚れするほど美しく、そのアンバランスさもまた君の悪さを引き立てていました。あと、タイトル通り、グロ系とか宗教的な不気味な作品に慣れていないとホントにトラウマになると思います…。
あらすじ
家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、大学で民俗学を研究する恋人や友人と5人でスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”を訪れる。
美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。
しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。
妄想、トラウマ、不安、恐怖......それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
※Filmarksの作品紹介ページより引用
以下、ネタバレを含む可能性があるので未鑑賞の方はご注意くださいm(. .)m
感想
冒頭で触れたように、この作品はお化けとか妖怪みたいなホラー的な怖さはなかったので、そういう意味では予想に反していたのですが、人間の精神の気持ち悪さとか、人間の行いの怖さがあふれていました…
これまで、本当に宗教に無縁の人生を生きてきたけれど、「生まれ変わり」「輪廻転生」の思想を信じていれば、死ぬことは怖くなくむしろ喜び、っていう感情が少しは理解できるものなのだろうか…そしてその信じる神?宗教?のために人を殺すことも、罪悪感もなく必然のものとして考えられるのかな…
自分の理解や感情にとって未知すぎて、理解が全く追いつかなかったです。笑
私が一番怖かったのは、一番最後の最後。
一連の祝祭が終わって全てを見届けた後に、笑ったシーン。
背筋が寒くなる、という感覚を、とても久しぶりに感じました…
観終わった後「あれって●●だったのかな?」「あれxxだったよね〜〜!!」と、とにかく話がしたくて仕方がなかったので、 誰かと一緒に観に行くことをお勧めします(*^^*)
私は帰り道に、一緒に観に行った主人と延々話していました。考察とか、そういうハイレベルな話ではなく、ホントに雑談レベルでしたが。汗
私が見た回の客層は、いつもより女性が多かったように思います。
予告やポスターでも、夏×花の映像の美しさとストーリーの不気味さという、今までにない、新しく異色の組み合わせを楽しめそうでしたからね。
終盤、モロなエロシーンがあるのですが、 ここまでエロさを感じないこともあるんだなぁと、自分にびっくりしたんですけど、あとでTwitter観たら同じようにつぶやいている人が多くてちょっと安心しました。笑
Rotten Tomatoesを見たら、オーディエンスの評価が63%*1となっていて、ものすごく納得。好きな人はとことん好きだけれど、苦手な人にとっては不快感や気持ち悪さだけを残す嫌な作品、というように、評価が真っ二つに分かれそう。
私の個人的な感想としては、例えていうなら初めて食べた異国の謎の料理という感じで、理解が追いついていないし、というか多分理解できている部分なんて作品全体の数パーセントくらいなんだけど、もっと知りたいしもっと理解したいと感じさせられました。でも、しばらく2回目の鑑賞はいっかな、という感じ。笑
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*1:2020/2/24時点