RIOの日記

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『グッバイ・リチャード』感想 - 人生哲学が詰まったハートウォーミングな作品

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ジョニー・デップが、余命半年の宣告を受けた大学教授を演じる『グッバイ・リチャード』

 

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©︎公式HPより

 

ガン・余命宣告を扱った映画というと、『最高の人生の見つけ方』があまりにも有名ですが、個人的には本作も劣らず人生哲学の詰まった良作でした。

 

<こんな人に特にオススメ>

  • 人生の節目にいる人、「最近人生について考えることが多いなぁ」という人
  • ハートウォーミングな映画を見たい人
  • 手頃な時間の映画を見たい人(上映時間:91分)
  • ジョニー・デップのファン(バシッとスーツを着こなす姿はやっぱりカッコよかった・・・)

 

 

 

あらすじ

 

主人公リチャードが余命半年を告げられるところから映画が始まります。

夫として、父として、友として、教授として、リチャードが余命半年の中で周囲の大切な人たちに遺す言葉の数々が印象的。

 

がんで余命わずかであることを告げられた大学教授のリチャードは、追い討ちをかけるかのように妻に不倫を告白される。死を前に怖いものなしになったリチャードは、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、ルールや立場に縛られない生き方を始める。

 

『ハート・ロッカー』のプロデューサー、グレッグ・シャピロと新鋭、ウェイン・ロバーツ監督がシリアスになりがちな“人生の終わり”というテーマをユーモラスに描きだす。

U-NEXT作品紹介ページより引用

 


THE PROFESSOR Official Trailer (2019) Johnny Depp, Zoey Deutch Movie HD

 

 

基本情報

  • 視聴方法:U-NEXT(有料レンタル*1
  • 時間:91分
  • 監督:ウェイン・ロバーツ
  • ジャンル:ドラマ

 

 

以下ネタバレが含まれますのでご注意ください

 

 

癖の強くないジョニー・デップ?!

 

ジョニー・デップの出演作というと、メイクが濃かったり癖が強いキャラクターが次々と頭に浮かびます。

 

  • ジャック・スパロー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』)
  • ウィリー・ウォンカ(『チャーリーとチョコレート工場』)
  • シザーハンズ(『シザーハンズ』)
  • トント(『ローン・レンジャー』)

 

すごい!!枚挙にいとまがないね。

 

そのため、今作でジョニデが演じる主人公・リチャードは「癖がない?」とも思えますが、そんなことはありません。

 

ガンと余命を宣告されてからの数分間、リチャードは"Fuck!!!"しか言ってなかったし。

妻の不倫を黙認し、代わりに自分も自由交際。

授業中でもタバコ・お酒・薬。もちろん生徒もOK。

 

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©︎公式HPより 

 

でも破天荒なこうした行動も、死を宣告された恐怖もあってのことかもしれません。

劇中、生徒たちにリチャードは次のように語りかけていました。

 

凡庸さに屈するな。

他の98%の人に迎合するな。

それは君ら自身にとっても世界にとっても大きな損失だ。

  

一瞬一瞬を

一度ごとの呼吸を大事にしろ。

人生とは鳥のさえずりだ。


f:id:nami11star:20210308151117j:image©︎公式HPより

 

薬とか不倫とか、法律的・道徳的にアウトなものはさておき、自分の人生の一瞬一瞬を大切に生きるのに、周りの顔色を伺っていては勿体無い、自分の信念を貫いて生きろ、という、余命僅かのリチャードならではのメッセージを感じます。

 

さらにそれを象徴するのは本編最後、リチャードが目的地も定めず車を転がすシーン。

T字路に差し掛かり、「右か?左か?」ではなく彼が選んだのはまっすぐ

道のない道でも、そこに進みたいなら臆せず進むんです! 

 

この作品で特に印象的だったのは、終盤、パーティの最後のスピーチシーン。

 

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 ©︎公式HPより

 

学長(妻の不倫相手)からパーティの席次で地味に嫌がらせをされて「反撃するのか?!」とも思いましたが、意外にも出席者に向けた力強いメッセージでした。

 

パーティにはリチャードが大切に思う多くの人たちが出ていたからね。旅立つ前に、自分の言葉を残したかったのかな。

 

死を前にして分かった、人生のほとんどにおいて。私は間違っていた

死というものを理解していなかった。

いつか死ぬということに感謝してこなかった。

精一杯 生きてこなかった。

 

リチャードのこのセリフを聞いて、ハッとしました。

きっと同じように感じた人も多いのではないでしょうか。

「明日死ぬかも」という必死さを持って、今日まで自分は精一杯生きてこれたのか?

 

今日と同じ明日が当然やってくる日々を繰り返すことで、自分の中で密かに抱いている夢や目標の達成のために精一杯頑張ることを怠けてたのではないか。

 

我々は最も大切な義務に背を向けてきた。

豊かな人生を送るという義務だ。生き方は自分次第なのに。

 

人生をその手につかめ。死を身近な友とするんだ。

それでこそ我々は残り少ない人生を一瞬でも楽しむことができる。

 

そして最も大事なのは善く生きること。善く死ねるように。

 

人生、その終着点に死が待っているからこそ、一瞬一瞬が貴重なものになるし、心から楽しむことができる。

終わりを意識することで、どう生きていくのか、人生の歩き方も自ずと決まる。

 

悔いのない人生を歩む人はなかなかいないとは思いますが、でも自分の人生を振り返った時に「色々あったけど、いい人生だったな」と思えるようにしたいですよね。

 

今という一瞬を全力で生きる 

 

  • グッバイ・リチャード
  • 最高の人生の見つけ方
  • 嫌われる勇気 

 

と、人生観を見直すきっかけとなる作品に最近よく触れていますが、共通している考え方は「今という一瞬を全力で生きることの大切さ」

 

夢を見たり目標を持つことはもちろん大事ですが、そのために今何をすべきか考え、すぐ行動に移すこと

 

私自身出産を目前に控え、まさに人生の転機に立っています。自分自身のために、そして家族のために、どう生きていくべきか。少しでも満足した人生になるよう、今この瞬間を全力で生きていかないとと改めて感じました。90分ほどの比較的短い映画ですが、とても示唆に富み、学ぶことの多い作品だったと思います!

 

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