アメリカで2017年夏から放送が開始されたドラマ版「ミスト」。
スティーブン・キングの小説がベースの作品。
映画作品はレビューサイトRotten Tomatoesで支持率70%超の高評価。
映画の公開から10年が経ち、10話のドラマシリーズが放送されました。
スティーヴン・キング原作『ミスト』TVドラマ版、初予告編が解禁/2017年4月12日 - 海外ドラマ - ニュース - クランクイン!
映画とドラマとの設定の違い
ある日突然、街全体が濃い霧に覆われ、超常現象が起こる・・・
という基本的な設定は共通しています。
正直私には全然別の作品のように見えた・・・。
何度も映画のミストを見ている主人はなかなか評価していたので、賛否両論分かれる作品ではないでしょうか。
以下、主な両者の違いと、個人的な感想です☆
ネタバレが含まれるのでお気をつけください(>△<)
①スーパーマーケット VS ショッピングモール
映画版はスーパーマーケットが舞台。
人数の割りに狭くプライバシーが保てない。設備ももろい。
そんな舞台が、より状況をハラハラさせてくれました。
一方、ドラマ版はメインの舞台がショッピングモール。
部屋が多くスペースも広く、セキュリティもしっかりしている。
ガラスが割られてもその部屋を封鎖すれば影響もない。
映画のように、ガラスを割られてモンスターと格闘するとか、多くの人が狭い空間に閉じ込められて人が狂っていく様子とか、そういう緊張感がドラマ版ではかなり弱かった。
ドラマ版では舞台に教会・病院が加わり、それぞれ同時進行していきます。
②ミストがメインじゃない
映画版は、ミストが原因で巨大化した鳥や昆虫が襲来してきたり、そんなパニック状況下で人が狂っていくというパニック要素をメインに、後味の悪い作品に仕上がっていました。
が、ドラマのミストから生まれるモンスターは、もっとオカルトっぽかった。
幽霊?ゴースト?みたいな・・・
「恐い」と一言で言っても、そのタイプがちょっと違った。
馬に乗った中世の騎士風のゴーストとか・・・。
しかもミストが使われるシーン自体も少なくて、ドラマのメインは人間同士のトラブルとか騙し合い、争い。
そんな人間ドラマを描こうとしているのに、魅力的なキャラクターをもつ人物が1人もいなかったのも残念。
でも、ドラマ版の序盤のエピソードで、教会から外に出た男の子の体に虫が寄生しちゃったシーンは、かなり迫力があったし気持ち悪く、ミストらしさがあふれていたシーンでお気に入り。
↑このシーン(^^*)
③主人公がひたすらダサい
主人公は、映画と同じ中年の男性という設定なんだけど・・・
ドラマ版の主人公が絶妙にダサい・・・
表情も乏しければ覇気もなく、リーダーシップもないし個性もない。
服装もダサいし、ひげが濃すぎ・・・
田舎の設定だからしょうがないのかなー。
それにしてもちょっと個人的には合わなかった。
思ったことをひたすら書いていったら、ドラマ版を酷評する結果になってしまいました・・・。
残念ながら映画と似たような雰囲気や恐怖、スリルを感じることはありませんでした。
きっと、映画をリスペクトしつつドラマ版のオリジナリティを追求した結果だとは思うけど・・・
結論。
映画「ミスト」のほうが好き!
なんかすごいところで終わったけど・・・。
続くのかな?
映画版は、終わり方がすごく後味悪かったけど、ドラマ版はある意味胸がスッキリして終わりました。
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※追記(2017/9/29)
海外ドラマ版「ミスト」は、シーズン1をもって打ち切られました。
スティーヴン・キング原作『ミスト』ドラマ版、シーズン1で打ち切り/2017年9月28日 - 海外ドラマ - ニュース - クランクイン!
やっぱり・・・。
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ミストといえば、先週夏休みをもらい旅行をしてきたサンフランシスコは、朝晩が霧に覆われてまさにミストのワンシーンのような街並みが見れました。
サンフランシスコは朝晩と昼の寒暖差が大きく、日が落ちると一気に10度近く気温が下がるので、8月なのにダウンジャケットを着ている人もたくさん。
これは、Walt Disney Family Museumから見えるゴールデンゲートブリッジ。
午前中、多分11時くらいかな?
それでもまだまだ霧が深いですよね。
旅行の日記はまた別のブログでまとめたいなぁと思いますが、先に一言。
サンフランシスコ、とても良い街でした♪♪♪
また行きたい。また行くぞ〜。