「ディプロマット(Diplomat)」とは、他の国との交渉・折衝。外交。
そういえば、外交をテーマにした映像作品を見たのは初めてかもしれません。
テロ事件の解決がテーマで、そこに外交が登場する作品はいくつか見た記憶があるけれど、外交そのものに焦点を当てたというところが新しい。
全8話と見やすい長さだし、シーズン2の配信も決定しているので、気になる方はぜひご覧ください!
(c) 公式ウェブサイトより引用
あらすじ(ネタバレなし)
ロシアがウクライナに侵攻し、混迷を極める国際情勢の中、突如駐英アメリカ大使の任務を打診されたのが、本作の主人公であるケイト・ワイラー。
同じく外交官である夫、ハル・ワイラーとともにイギリスにわたり、早速駐英アメリカ大使としての外交業務に邁進する。
- アメリカ国内の政治問題
- なにが真実で誰を信頼できるかが分からない、複雑な国際問題
- 自分の本当にやりたかったミッションと今の仕事とのギャップから生じる葛藤
- 夫・ハルとの関係
ケイトが抱える問題はどれか一つをとっても非常に重いーー
ですが、持ち前の勘の良さと大胆さで、良い意味で周囲の期待を裏切り想像以上の活躍をするケイトの姿がかっこいい!
アメリカの大統領を演じたのは、『ベター・コール・ソウル』でソウルの兄・チャックを演じたマイケル・マッキーン。今のアメリカ大統領をイメージしてるんだろうなぁ、というのがよく分かります。笑 久しぶりに姿を見て、嬉しかった!
▼予告を見る▼
『ザ・ディプロマット』
— Rio (@nami11star1) March 27, 2024
ソ連のスパイのイメージの強いケリー・ラッセル、今度はアメリカの駐英大使という真逆の役柄だったけど、ピッタリ!知的で我が強そうなところが😂
外交の様子を目の当たりすることってあまり無いけど、色んな思惑が絡まってて第三者的に見るのはかなり面白い!一気見でした。 pic.twitter.com/YaZA1bD9xc
Twitter(X)の感想にも書いたけれど、主人公を演じたケリー・ラッセルは、私の中ではソ連のスパイのイメージが強い!
それは間違いなくこの作品の影響です。
▼『ジ・アメリカンズ』の感想はこちら▼
アメリカの旅行代理店で働く夫婦、フィリップとエリザベス。子供2人にも恵まれ、どこにでもいる普通の家族と思いきや、実はソ連が送り込んだスパイだった。
周囲はもちろん、子供たちも両親の裏の顔を知らない中、日常生活と並行して祖国からの指令を受けたスパイ活動に奔走する。
ケリー・ラッセルは、『ジ・アメリカンズ』で夫のフィリップ役だったマシュー・リスと現実世界でも夫婦となり、2人の子供が産まれています・・・ステキ!!
感想(ネタバレあり)
突然ですが、今のアメリカの副大統領の名前、ご存知ですか。
私はこの作品を見て「そういえば、今のアメリカの副大統領って誰だっけ・・・」としばらく思い出せませんでした・・・私自身、ニュース見る時間が少なくなったこともありますが、あまりその動向を日本のニュースで見る機会がないように思います。
この作品では、ケイトは自分が次期アメリカ副大統領の候補者の一人として名前が挙がっていることを知り、戸惑います。
作品の中では、大統領が抜擢した現職の副大統領が失脚。
若くて有能な女性を、副大統領候補として探しているという場面があります。
話を、現実世界に戻します。
今のアメリカ副大統領は、カマラ・ハリス氏。
先にも述べた通り、あまりその動向をニュースで知る機会がないので、この作品をきっかけにGoogleでちょこっと検索してみると、ネガティブなワードが目に留まる。
- 不人気
- 能力不足
- バイデン氏の足を引っ張る
うーん、散々な言われよう・・・
そして、「高齢の大統領」「能力不足の副大統領」という本作の状況とも重なる。。。
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今年、2024年は4年に一度のアメリカ大統領選が行われます。
現時点では、現職のバイデン氏と前職のトランプ氏の争いになる見込み。
共和党か民主党かはどちらでも良いけれど、私は、まさにトランプ氏が大統領になった頃にアメリカに1年半住んでいて、色んな話を聞いたり場面を見たりしてきたので、できればトランプ氏以外の人が大統領になってほしい、というのが本音・・・
前回の大統領選も接戦でその後トランプ氏が投票無効の裁判を起こしたりと大混乱だったし、今回も一波乱ありそう。
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