RIOの日記

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映画「犬ヶ島」感想 - 日米の豪華キャストが花を添えたストップモーション映画(ネタバレあり)

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日本が舞台のストップモーション映画

舞台は近未来の日本。

そう聞くと、ネオンが輝き最新テクノロジーが詰まった最先端の街を想像しませんか?

ゴースト・イン・ザ・シェルブレードランナーみたいな…

 

ですが犬ヶ島の日本は、ゴミばかり。

TV放送やラジオ放送の様子も昭和っぽく、和太鼓のビートと重なり不気味混沌とした雰囲気に満ちていました。

「isle of dogs」の画像検索結果

この映画は、ストップモーションの技法を用いたアニメーション映画。

日本を舞台にしたストップモーション映画といえば、「KUBO/クボ二本の弦の秘密」が記憶に新しいです。

KUBOは王道のスタイルで日本を描いていて犬ヶ島とは少し違いますが、どちらも日本の文化や日本人の様子、歴史がよくリサーチされていました。

 

 

そんな犬ヶ島(原題:Isle of Dogs)を鑑賞してきました。

あらすじ

近未来の日本。

犬インフルエンザが大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放する。

ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、その島に降り立った。愛犬で親友のスポッツを救うためにやって来た、市長の養子で孤児のアタリだ。

島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒とし、スポッツの探索を始めたアタリは、メガ崎の未来を左右する大人たちの陰謀へと近づいていく──。

Filmarksより引用 

感想

豪華なハリウッド俳優たちが声優を務める

大人気海外ドラマ「ブレイキング・バッド」でお馴染みのブライアン・クランストン「ゴースト・イン・ザ・シェル」スカーレット・ヨハンソンなど豪華な顔ぶれが声優を務めていました。

 

もちろん声の演技も完璧!

特にスカヨハはあのハスキーでセクシーな声を活かしてこれまでも「SING/シング」や「ジャングル・ブック」でも声優経験があります。

 

日本からは、渡辺謙夏木マリオノヨーコ(日本枠かは微妙ですが…)も参加。

オノヨーコが研究者・オノヨーコさんとして出てきたときは、思わず笑ってしまった。笑

日本の描写が興味深い

  • 戦前・戦時中のような独裁的な政治家と同調する民衆
  • 侍、屏風、下駄、舞子、相撲などの伝統文化
  • ラジオやTVなどの古めかしい機械
  • 効果音で使われる和太鼓

これらの要素は、古い昔の日本の様子を感じさせていました。

一方で、最新技術を駆使した犬のロボや無人レスキュー機など、現代っぽい要素もあり。今や日本は技術大国とは言えないでしょうが、それでもやはりその印象は強いですからね。

 

伝統と現在とが絶妙にミックスした日本の描写が、ビジュアル的にも内容的にもとても面白かった。きっと外国人の観客は、私とは全く違う感じ方をしたんだろうな、と思いその点も興味深いです。

 

Rotten Tomatoesの犬ヶ島のページを見ると、批評家も一般のオーディエンスもかなり高評価(※2018/4/14時点)なので、そんな描写がかなり気に入られているのかもしれません。

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まとめ

ヴィジュアルが作り込まれている分、ストーリーはシンプル

犬と人間の絆は特に面白かったです。

前の飼い犬のスポッツとの強い絆と、出会ったばかりのチーフとの関係性は対照的で、本質は同じなのにいろんな絆の形があるなぁ、と考えさせられました。

 

「KUBO/クボと日本の弦の秘密」の感想はコチラ 

www.rio-diary.com

 

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