「音をたてたら殺されるー。」
そんなコンセプトゆえ、上映中は物音一つしないほど静か。
ちょっとした物音でもシアターに響き、他の人の集中力・緊張感を乱さないか心配になっちゃいました。
この作品を見る日は、ポップコーンは我慢しましょう。
静寂さがこの作品を楽しむキーなんです。
あのクリス・プラットも大絶賛。
映画を見た帰り道、渋滞にハマった車の中で、感想を熱く語っています。
Chris Pratt Goes Nuts Over Pal John Krasinski's Movie A Quiet Place While Stuck in Traffic
クリプラの話を簡単にまとめると・・・
- とにかく映画見ろ
- 今の予定キャンセルしてでも見に行け
- ワ~オ
なんとも分かりやすい説明!笑
こんなにオススメされたら、見に行くしかないですよね!
~以下、ネタバレ含みます~
あらすじ
音に反応し人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界。
そこでは、あるルールを守り生き延びる一組の家族がいた。
「決して、音を立ててはいけない」
その“何か”は、音にだけ反応する。その“何か”に聞かれると即死する。
手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす彼らに、想像を絶する恐怖が降りかかる―。
※Filmarksより引用
感想① - 静寂がテーマゆえに高まる緊張感
If they hear you, they hunt you.(奴らに聞かれたら殺される。)
のキャッチコピーそのままに、無音のシーンで映画が始まります。
BGMも最小限、静寂に包まれ緊張感が漂うなかーー
突然ものすごい爆音で
ギャー とか シャー とか、けたたましい音を出しながらモンスターが襲ってくるわけですよ。
ホラー苦手でびびりまくりな私は、何度心臓発作を起こしかけたことか(笑)
感想② - 印象に残った意外な恐怖シーン
モンスターが支配する世界が舞台の映画なのに、私が一番印象に残ったシーンはモンスターではなく、実はクギ。
赤ちゃんが産まれそうな妻が、破水して慌てて地下室に駆け込むときに、階段の踏み板のむき出しの釘を踏んじゃうんです。
怖すぎて痛すぎて(←自分は痛くないけど)直視できなかった・・・
今も思い出すだけで鳥肌が・・・
後日、アメリカ人の上司とこのシーンについて話をしていたら、「自分が代わりに階段の修理をしたかった」って言ってて、さすがアメリカ人、と密かに思いました。
たぶん日本人なら「注意してあげたい」という親切心こそあれど、「自分が直してあげたい」という発想にはならない気がします。
感想③ - 家族のリアルな姿と子供たちの成長にほっこり
散々怖い怖いと連発して来ましたが。
ファミリー的要素が強い作品でもありました。
お父さんと、反発する姉。
甘えん坊な弟にあえてチャレンジさせる両親。
どっちの気持ちも分かるからこそ、いじらしく、もやもや。
でも乗り越えて子供たちもたくましくなっていきます。
最後、モンスターに襲われたとき、赤ちゃんを必至で抱えて守ろうとしていた弟のたくましさは、前半のママ大好き甘えん坊な一面からは想像もつかないほどの強さでした。
終始最恐モンスターが支配する希望のない世界だったけれど、人間の強さと反逆の可能性を感じる前向きなラストで良かった。
ショットガンをリロードするママ、かっこよかった(^▽^)
主演はエミリー・ブラント
映画の中の夫婦は、エミリー・ブラントと、実際の旦那様ジョン・クラシンスキーが演じていました。
夫婦が夫婦を演じるなんてステキ・・・♪
エミリー・ブラントは、今年公開予定のディズニー映画「メリー・ポピンズ・リターンズ」に主演することが決まっています。
Mary Poppins Returns Official Teaser Trailer
最後に
細かいツッコミどころは多々あるんです。
真っ先にいろんな人が突っ込んでたのが妊娠。
「よくそんな気分になれたね」とか「音たてずに子作りしたの・・・?」とか。笑
それに、滝のシーンを見て私は「滝の近くで出産するのか」って思ったんです。
「自然の大きな音のおかげで、音をたててもモンスターに気付かれない」って言ってて、絶対出産のシーンの辻褄あわせだと思ったのになぁ。
気になる点は多々あれど、それを帳消しにしてくれるほどの面白さでした。
エミリーブラント主演のホラー映画「A Quiet Place」見た。
— Rio (@nami11star1) May 6, 2018
音に反応するモンスターに怯えて音を立てずに生活するある家族の物語。
ホラーとしてのスリル満点な雰囲気の一方で、家族の絆にほっこりする場面も。
びっくりするシーンの連続で、心臓が何度もドキンってなった笑 pic.twitter.com/0YArLntgrJ
日本未公開のホラー映画「Truth or Dare」もぜひ:海外ドラマ好きに特にオススメ!