Netflixオリジナル作品『アンブレラ・アカデミー』シーズン3を完走。
(c) 公式サイトより
超能力を持ったヒーローたちの作品をたくさん見てきましたが、ヒーローたちがこれほど人間味あふれて、チームとして世界を救おうとする作品はユニーク。
この作品の面白さはまさに、
- それぞれのキャラクターが、長所と等しく欠点が丁寧に描かれている
- そんな欠点をチームとして、家族として補っている
という、内面は私たちと変わらず身近に感じるところだと私は思います。
『アンブレラ・アカデミー』S3
— Rio (@nami11star1) 2022年8月14日
面白すぎた…🥹
特に10話目はハラハラするし楽しいし目が離せないし、感情が忙しかった💦
1話目の少し楽しい感じのシーンを見てた時は、こんなふうに終わるとは思わなかったなぁ…良い意味で、予想を裏切られた!
このシリーズは、海外ドラマの中でも特にお気に入り。 pic.twitter.com/MxfsV0NkZP
シーズン4については正式にアナウンスされていないけれど*1、続きはどうなるんだろう・・・
2022/8/25追記:
『アンブレラ・アカデミー』シーズン4への更新と、次のシーズンがファイナルになることが発表されました。
「アンブレラ・アカデミー」シーズン4が製作決定、ファイナルシーズンに | THE RIVER
▼シーズン2の紹介はこちらをチェック▼
あらすじ・基本情報
1963年の世界滅亡を阻止した後、最初の終末を回避し、乱れたタイムラインを最終的に修正できたと確信したアンブレラ・アカデミーは元の世界に戻ります。
しかし、お祝いムードもつかの間、以前とは何かが (というより、何もかもが) 違っていることに気付きます。そこで登場するのはスパロー・アカデミー。スマートでスタイリッシュ、でもあたたかさはみじんもないスパローたちは、たちまちアンブレラたちと激しく対立しますが、それ以上に考えなくてはならないことが山ほどあります。
困難続きで、多くのものを失い、自分たちのことすらわからないことだらけ。世界は大混乱へと陥り、そのきっかけを作ったのは自分たちかもしれない。それでも、正体不明の破壊的な存在に立ち向かいつつ、自分たちの帰還が招いてしまった歪みを正すことに協力してくれるよう、父の新しい (そして自分たちよりマシかもしれない) 家族を説得しなければなりません。
果たして、アンブレラたちは、黙示録前の生活に戻ることができるでしょうか? それともこの新しい世界には、タイムラインが少しずれただけというには忍びない何かが隠されているのでしょうか?
スパロー・アカデミーのメンバーと能力
まずは、今シーズン登場したスパロー・アカデミーのメンバーの紹介。
アンブレラ・アカデミーでお馴染みのベンがこの時間軸では生きていて、スパロー・アカデミーの一員になっていました。
(c) 公式サイトより
No.1・・・マーカス:怪力
アンブレラ・アカデミーのルーサーのような怪力の持ち主。
それに加えて、身のこなしがかなり柔軟で新体操の選手みたいなしなやかさも持ち合わせているようでした。
No.2・・・ベン
我らがアンブレラ・アカデミーのメンバーと同じ、あのベン。
こちらのタイムラインでは生きていて、チームの中心メンバー。
能力は同じで、タコの足のような触角を出して強力な攻撃をします。
No.3・・・フェイ
常にサングラスをし、クールな印象の彼女。
彼女自身は目がなく、体から鳥を召喚し、自らの目として働かせたり遠くの相手を攻撃させたりします。
No.4・・・アルフォンソ
自ら受けた攻撃のダメージを、相手にそのまま反動で与える不思議な能力。
見た目は肌がただれてゴツくなっていて、モンスターのよう・・・
No.5・・・スローン
重力を操り、自らも宙に浮くことのできる能力。
見た目もキレイで心優しい。
(c) 公式サイトより
No.6・・・ジェイミー
幻覚を引き起こすタコの墨みたいな見た目の毒液を吐きかける能力。
No.7・・・クリストファー
人ですらない、キューブ状の空飛ぶ物体。
でも、スパロー・アカデミーのメンバーと会話していたので、何かの生き物なのかな。
新キャラの中では、断然スローンが好き!可愛らしくて強くて憧れる。
以下、作品の内容に関するネタバレが含まれますのでご注意ください
序盤の見どころ:フットルース
序盤の見どころは、絶対これと断言できます!
アンブレラ・アカデミーとスパロー・アカデミーの最初の直接対決。
・・・といっても、激しいバトルシーンではなく息の合ったダンスシーン!
別の動画でキャストの話を聞きましたが、何ヶ月もダンスレッスンをしたんだとか。
どうりで息ピッタリでした。
元ネタは、1984年の「フットルース」というダンス映画。
もう40年近く前の映画ですが、ケヴィン・ベーコンやサラ・ジェシカ・パーカーといった超有名な俳優さんたちも出演していました。
ヴァーニャからヴィクターへ
シーズン2まで恐ろしいパワーを秘めたキャラ・ヴァーニャを演じていたエレン・ペイジがトランスジェンダーであることをカミングアウトし、エリオット・ペイジに改名しました。
作中でもこの彼女の決断を最大限尊重したようで、ヴァーニャが今後はヴィクターとして生きていくことを決断する姿と、それを受け入れるアンブレラ・アカデミーの兄弟たちの姿勢が描かれていました。
(c) 公式サイトより
特に印象的だったのは、終盤のバッチェラーパーティのシーン。
男性の兄弟たちに混ざり、まさに男らしいバッチェラーパーティではっちゃけるヴィクターは何の違和感もなく、エリオット/ヴィクターらしさが溢れていてよかった。
でも、アンブレラ・アカデミーの女性メンバーがアリソン1人になっちゃった・・・
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *
ちなみにバッチェラーパーティとは、結婚式を翌日に控えた男性が、男性の仲間だけで集まり、独身最後に思い切りハメを外すパーティをすること。潰れるほどお酒を飲んだりストリップ鑑賞をしたりすることが多いみたい。
日本には無い慣習だけど、アメリカでは伝統的に行われていて、バッチェラー・パーティを題材にした映画も数多い。
- ハングオーバー!
- ラフ・ナイト
- ラストベガス
みんな欠点だらけ、だからこそ愛おしい!!
シーズン3を見終わって、みんなの感想を見てみると・・・
- アリソンうざい!
- ベン、嫌なやつすぎ
と、ネガティブなコメントもちらほら見かけました。
けど。
欠点があるからこそ、人間味が増すんだと(特に最近)思っています。
完璧な人なんていないし、そんなのつまんない!
(c) 公式サイトより
他にも、
- 世界をリセットして戻ったはずの世界。だけど、今までいた世界とまたしても少し違う・・・シーズン4はどうなってしまうのか気になる!
- 能力を最大限に発揮する術を身につけたクラウスの今後の活躍が楽しみ!・・・だったのに、戻った世界ではみんな能力を失っている?
- アンブレラ・アカデミーたちのパパ(ハーグリーヴス卿)は一体何者なのか。そして、その奥さんもただの人間でもなさそう・・・?
- ルーサーとスローンの愛はどうなってしまうの〜〜幸せになって。
と、ますます気になるポイントを残しつつ終わってしまったシーズン3。
次のシーズンの配信が、今から楽しみで仕方ない!
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『デッド・トゥ・ミー』
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*1:2022/8現在