RIOの日記

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【ネタバレ有】『アンブレラ・アカデミー』シーズン2を観た感想

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スーパーパワーを持つ兄弟のチーム、"アンブレラ・アカデミー"の物語である『アンブレラ・アカデミー』のシーズン2を見終わりました。

 

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Twitterの感想どおり、「最高すぎた」の一言に尽きます。

10話があっという間すぎて、噛み締めながらじっくり鑑賞しました(笑)

 

『アンブレラ・アカデミー』のココがおもしろい!

✓ 兄弟の仲が良い(喧嘩するほど仲が良い、という意味で・・・)

✓ 兄弟たちが個性豊か。

✓ 悪役が憎めない。むしろファンになっちゃう。

 

シーズン2までを見終えて、気の向くままに思ったことや感じたことをまとめてみました。

 

 

 

 

以下、ネタバレが含まれますのでこれから鑑賞する方はご注意下さい 

 

 

1. 簡単にシーズン1のあらすじを総復習

 

  • 能力のないと思われていたナンバーセブン(ヴァーニャ)は、地球を破滅させうるほどの強大なパワーを有していた。
  • スーパーヒーローである兄弟に囲まれ、「能力を持たない普通の子」として育ってきたヴァーニャは、自分も気付かないうちに劣等感や孤独といった闇を心に抱えていた。
  • その心の闇がついに爆発し、地球は滅亡の一歩手前まで追い込まれたものの、ナンバーファイブの時空を超える能力で兄弟全員がタイムラインを逃れた。向かった先はーーー?

 

シーズン1で私が一番印象に残っているのは、ヴァーニャ

不遇な子供時代を過ごし、現在になって想いを寄せる相手を見つけたと思ったら裏切られ、挙げ句の果てに家族にも自分にとって一番大事なことを隠されていて…。

 

10話を通じて、悩んだり泣いたり怒っているシーンが多かったです。


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多くの人がきっと「特別でありたい」「特技・能力が欲しい」と一度は願う中、ヴァーニャの境遇を考えると、「なんで自分だけ…」と人一倍葛藤し辛かったのかな、と思います。

 

色んなストーリーや普段の生活にもいる"悪人"にも、意外とそういう事情や理由が隠されていて、場合によっては、悪人を倒すことがベストな解決ではなく、もっと他に良い手があるのかもしれません。

 

2. 時代は良くなったのか?

 

アポカリプスからギリギリのところで逃げてきたアンブレラ・アカデミーのメンバーは、1960年代前半のテキサス州に到着します。

 

1960年代は有色人種は白人と同じレストランで食事をすることも出来ないような、差別の激しい時代。

 

アリソンはそこで出逢った黒人男性と結婚して幸せに暮らしていましたが、ストーリーが進むにつれて、自分が未来から来たこと、スーパーパワーを持つことを夫に打ち明けます。

 

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そこでアリソンがいる時代は幸せな時代かと問われ、「完璧ではなくいまだに戦っている」と答えたシーンがとても印象的でした。

 

半世紀以上を経ても、人種差別はなくなっていません。

それはアメリカだけの問題ではなく、日本や他の国でも一緒。

奇しくもシーズン2がリリースされる少し前に、黒人差別をきっかけにしたBlack Lives Matter運動が世界中で巻き起こりました。

 

結局、レイ*1の願いは2020年になっても実現されていないことを改めて感じ、悲しくて悔しい気持ちになりました。

 

『アンブレラ・アカデミー』はヒーローものの作品なので、「超能力で悪と戦う」と単純に思われることもありますが、シーズン1でヴァーニャが地球を滅ぼすに至る過程やシーズン2で描かれる差別の根強さのように、繊細で心にずっしり訴えてくる描写がとても好きです!

 

3. ハーグリーブスの正体は??いったい何者??!

 

ドラマを見ている時、少し不思議だったんです。

現代のハーグリーブス卿が、60年代と見た目がほとんど変わっていなかったので。

 

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「演じている役者さんがそこそこのご年齢だし、若返りメイクとかすると逆に不自然だったのかな」

 

と、なんとなく思っていましたが…。

 

なんとその正体は、人の皮を被ったバケモノでした(°_°)

 

  • ポゴは何者?
  • ママをどうやって作り出した?
  • 兄弟たちをどうやって探し出した?なんで超能力があるって知っていた?

 

ハーグリーブス卿の正体は、シーズン1〜2で感じていたこれらの小さな疑問を解くヒントなのかもしれません。

 

 

 

4. 超能力を持つのは7人だけではないのか?!

 

シーズン2の新キャラクター:ライラ

 

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ディエゴと出会った状況から「コイツは怪しい…」と睨んでいたとおり、ハンドラーの娘で"委員会"のために働いていましたが、

 

それ以上にびっくりだったのは、ライラも能力者だったこと!

 

他の能力者のパワーをコピーすることができるというライラの能力は、ひょっとしたら最強かも?!

 

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自分の両親に起こった本当の出来事を知り、傷心のままブリーフケースで姿を消してしまいましたが、シーズン3でもキーパーソンになることは間違いないと信じています。

 

ライラを本当の両親から奪い、自ら育ててきたにも関わらずライラを駒としか考えていないハンドラーとは違い、ライラには優しさや人を信じる温かい心を持っていました。

 

そんなライラが次のシーズンでどんな活躍をするのか、とても期待しちゃいます。

 

5. ベン〜〜( ;  ; )・・・・(◎_◎;)?!?!?!

 

シーズン2の第10話、フィナーレで一番ビックリしたのは、ライラではなくベンでした。

 

「シーズン2でもヴァーニャが世界を滅ぼしてしまうのか?」

 

と誰もが思ったとき、ヴァーニャを心の混乱から救い出したのはベン

自分を犠牲にしてヴァーニャを救おうとするベンの姿と投げかける優しい言葉に、思わず涙涙。。

 

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シーズン1でも2でも、自暴自棄になるクラウスに助言をしたり励ましたり、二人三脚で困難に立ち向かっていて、2人の軽快なやりとりに何度も笑わせてもらいました。

 

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「えええ〜…ベンとはこれでお別れなの?!」

 

と思ったら。。

 

アポカリプスの翌日の自宅に戻ると、そこには死んだはずのハーグリーブス卿と、「スパロー・アカデミー」と呼ばれる集団が。

 

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なんと、その一人がベンにそっくりだったんです・・・

 

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あれはベンだったのか?別のメンバーなのか。。。仮にベンだとしても、これまで見てきた優しいベンとは程遠い、やさぐれまくった表情だったのが気になる・・・

 

6. 次のシーズンに向けて深まるナゾ

 

ストーリーが進むにつれて、明らかになるナゾよりも、新しく生まれるナゾのほうが多いような気がします。。

 

  • スパロー・アカデミーってなに?どこで歴史が変わってしまった?
  • ハーグリーブス卿の正体は?地球にいる目的は?
  • ライラはどこ(いつの時代)にいる?
  • ハーランにヴァーニャの能力が残ってしまったのか?
  • ハンドラーはホントにやられたのか?幹部が全滅してしまった委員会は今後どうなる?
  • ナンバーファイブは、無事本来の姿で現代に戻ることが出来たのか?

 

これらは次のシーズンで明らかになるのでしょうか。

ますます目が離せません!

 

7. シーズン2のベストシーン 2選 

 

最後に、シーズン2の10話の中で特に印象に残っているシーンです。

これは、ファンの多くと意見が一致するのではないでしょうか*\(^ ^)/*

 

1. オープニングの戦闘シーン

 

ヴァーニャが加わったチームで戦うシーンは、そういえばシーズン1では見たことなかった!

 

シーズン2の幕開け早々、やってくれました。

たった数分のシーンですが、完全に胸を射抜かれました(笑)

 

 

2. クラウス、アリソン、ヴァーニャのダンスシーン 

 

かわいい!

癒し!

 

複雑な人間関係や抱える問題はたくさんあるけれど、「あと6日で世界は終わるなら、やりたいようにやっちまえ!」という吹っ切れ感からのダンスシーン。

 

ヴァーニャの「ホントこの家族サイコーね」っていうセリフが特に印象的。

 

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ちなみに、曲はSam CookeのTwistin' the Night Awayだそうです♪

 

 

 

あわせて読みたい 

 

最後に、ネットフリックスで配信されているオリジナル作品の中から、おすすめの作品をご紹介します。

 

①13の理由

 

いじめや自殺といった、ティーンエイジャーの難しい悩みを赤裸々に描いた問題作。

 

www.rio-diary.com

 

② ハリウッド

 

史実にフィクションを交えながら、1940年代のハリウッドの光と影を描いた作品。

他のドラマで見かけるお馴染みのキャストが多いのも特徴です。

 

www.rio-diary.com

 

*1:60年代に飛ばされたアリソンが結婚した相手で、黒人差別解消の活動家

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