RIOの日記

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アメリカと日本の働き方の違い【海外赴任で気づいた日米の仕事の相違点】

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日本で働き方改革が叫ばれるようになって随分経ちましたね。

 

非正規職員の待遇改善や長時間労働の改善など、政府も日本の労働環境は課題山積と認識していることは間違いなさそうです。

今後欧米のような仕事のスタイルに変化していくのでしょうか。

 

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アメリカで1年半働いて気づいたこと

それは、日本と働き方・職場環境とも全然違うなぁ、ということです。

もちろんアメリカにも、深夜遅くまで残業したり休日出勤したり、という職種・職場もありますけどね。

 

今日は、私が1年半アメリカで働いて感じた相違点をご紹介します!

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※日本のケースもアメリカのケースも私の経験に基づくものなので、一般論とは異なる部分があると思います。ご了承くださいm(_ _)m

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アメリカと日本の働き方の違い

「個」を重視する

オフィス形態の違い

アメリカでは平社員でも個室を与えられ、ゆったりと仕事をします。

個室はなくとも、パーテーションでしっかりと区切られた広いスペースで仕事をする人が多いと思います。

 

一方日本はチームワークの精神なので、島型のオフィス一般的です。

私の日本の本社でも、個室を与えられているのは一部の数人の役員のみ。

個ではなくチームを重視していることが伝わります。

 

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採用、人事制度の違い

アメリカでは、個人のミッションが日本より明確であるように思います。

採用時に職責が細かく決められるので、働く側も自分に求められていることを明確に理解していることが多いです。

 

日本の総合職採用、つまり「営業職から企画職に異動」という人事はアメリカではあまり見かけないです。

服装

アメリカでは、飲食店や役所のスタッフもマニュキュアしているし髪も染めていて、アクセサリーを身につけています。

会社の服装の規定もとてもゆるく、内勤のスタッフはデニムで仕事に来ます。

 

服装や髪型、メイクなどの外見に対して口出ししないし、そもそもその人の個性として尊重しているんでしょうね。

Group of People Holding Hands Forming Teamwork

プライベートを重視する

家族の写真

アメリカのオフィスでは、その人のプライベートが垣間見えます。

  • 結婚式の写真
  • 子供が書いてくれた似顔絵
  • 趣味で撮った写真、記念品

Man and Child Walking Near Bushes during Daytime

私の50代後半の上司も、30年以上前の結婚式の写真を写真立てに飾っています。

 

一方日本では、スクリーンセーバーに子供やペットの写真を設定することもありますが、写真立てを飾ったり子供の絵を貼る人は少ないように思います。

 

アメリカの映画やドラマを見ていると、よく職場のデスクに家族の写真を飾ってあるシーンがありますよね。

現実もあれと同じでした。

帰るのが早い

アメリカの職場では、残業する人はあまりいません。

定時になるとさっさと帰ってきます。

(もちろん私の職場にも忙しくて帰るのが遅い人もいますが・・・)

 

残っている人がいても、早く帰ることに罪悪感もありません。

むしろ、その日の仕事が早く片付けば3時半に帰っていくこともあります。

 

金曜日は、定時の5時にはみんないません(笑)

定時ぴったりに帰るのではなく、定時までに帰るという感じです。

 

そもそも、金曜日は通勤もすごくすいています。

金曜日は自宅勤務にしたりお休みを取る人が本当に多いんです。

 

まさに、毎週プレミアムフライデーのようなもの。

バケーションを自由にとる

アメリカでは、バケーションを取りたい時に取って、いない間のバックアップはその時考える、という場当たり的な感じです。

なので部内の責任者2人が一緒にバケーションで2週間も会社をあける、なんてこともありました。

 

一方で、会社携帯やiPad、パソコンなどリモートで仕事をするためのツールを十分整備してくれているので、旅先のちょっとした空き時間に仕事ができ、責任者が半月不在でも、ほとんど支障ないんです。

 

なので、日本のように他の人と休みが重複しないように調整することはあまりないです。

Man and Woman Boat Rowing in Sea during Golden Hour

 

決断や行動が早い

すぐ解雇される

能力がなく会社にいらないと判断されると、すぐクビになります。

無駄な人を雇い続けることはなく、日本のような窓際族もあまりいません。

 

会社の経営があまり良くないときも、人件費カットのためにすぐ解雇されます。

雇用の不安定さは日本とは全然違いますね。

Close Up Photo of a Person Wearing Suit Jacket

社内プロセスがシンプル

日本では企業買収などの大型案件を決裁するような場合、何度も似たような役員会議にかけるため社内のプロセスに半月以上かかることも。

 

子会社が主体の重要案件の場合、子会社+本社と手続きが倍に・・・。

 

一方アメリカでは、一人一人の責任が重い反面権限も多く認められ、またポジションに就いている人はそれだけ信頼もされているため、日本では役員会の決裁が求められるようなことも役員個人の判断で進めることも一般的です。

 

日本の場合は、複数人の合議体で何度も審議を重ねることで不正がしにくく、またミスを防ぎやすいメリットがありますが、一方で時間がかかる点がデメリットですね。

アメリカの場合はその逆が言えると思います。

 

なので、どちらが良い悪いとは一概には言えません。

私は面倒くさがりなのでアメリカ式の方が好みではありますが(笑)

Contract background design Free Vector

会議が少ない 

アメリカに来て、定例会議がほとんどなくなりました。

必要な会議だけ出るし、電話やちょっとした立ち話ですませることも多いです。

 

アメリカでは個室だったりスペースが区切られていたりと、会議室を手配せずとも気軽に打ち合わせが出来ることも背景にあるのかもしれません。

残業しない=仕事していない、ではない

これまでのポイントを見ると、

 

「アメリカ人って仕事ほとんどしてないんじゃ・・・?」

 

って思われるかもしれません(笑)

 

ただ彼らは定時までに帰るために、私が日本にいた時にはあまり意識できていなかった無駄を省く、という点にとても優れていると感じました。

 

日本人はとても丁寧でアメリカ人の仕事がおおざっぱ、というイメージも、根底にはそんな仕事に対する意識の違いがあるのかもしれません。

Photo of Men Having Conversation

最後に

アメリカでの1年半の赴任期間で私の中での一番の変化は、仕事に対する姿勢や意識

あっという間の1年半でしたがとっても中身が濃い、充実した毎日を過ごすことができました。

 

特に、仕事以外のこと(人間としての成長や家族、趣味などプライベートの充実)の大切さを学び、一度しかない人生、一つでも多くのことを経験して吸収したいですね。

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