Moana
今週のアメリカBOX OFFICEで1位だったアニメーション映画のMoana。
今週はちょうどアメリカではThanks Givingというホリデーだったようで、ホリデー映画商戦を1位で終えたようです。
日本では2017年3月に公開を予定している、ディズニーの新作アニメーションです。
アメリカの映画批評サイトのRotten Tomatoesでも97%と好評価!
ご参考までに、Rotten TomatoesでのFantastic Beastの評価は71%、Doctor Strangeは91%なので、公開したばかりとはいえかなり良い評価が付いているといえます。
とても気になっていますが、あまり今まで知らなかった方のために簡単に作品をご紹介します。
あらすじ
生来の航海士である少女モアナが、父の反対を押し切って伝説の島を探索する航海に出る。モアナは半神マウイ、豚のプア、ニワトリのヘイヘイと共に旅することになる。モアナとマウイは旅の途中で、マウイの宿敵タマトアや海賊カカモラ、溶岩の魔女テカなどの強敵に立ち向かう。
(Wikipediaより)
タイトルでもある「Moana」とは、ポリネシアン諸島で「大洋」を意味する言葉だそうです。
まさに大海原を冒険する主人公の名前にぴったり!
ディズニーが探究し続ける「女性像」
Moanaの情報を探しているうちに、おもしろい記事を見つけました。
Daily Kosという、アメリカのメディアの一つの記事です。
記事を要約すると・・・・
ディズニーの代表的なアニメーション作品である「白雪姫」や「眠れる森の美女」は、しばしば「女性のあるべき姿」にネガティブな影響を及ぼしているという批判があった。
「美人であり、最後に白馬の王子様を見つけて結ばれる」というのが女性の幸せであり目標であるという固定観念が、ビジネスや政治の世界で女性の活躍を妨げていた。
ディズニーはその状況を憂慮し、ここ20年程の間に、「過去のプリンセス像」とは一線を画す女性ヒロインを描いてきた。
「ムーラン」は戦う女性であり、「プリンセスと魔法のキス」「メリダとおそろしの森」の主人公は自立して目標に向かう姿が描かれ、「アナと雪の女王」では姉妹の愛と自分に正直でいることの強さが描かれた。
また、「Moana」はディズニー作品初のポリネシアン・プリンセス。
※ディズニーが描くポリネシアンの作品は、過去に「リロ・アンド・スティッチ」があった。
「Moana」はディズニーの新たな価値観を描く作品となったが、それ以上に重要なこととして言えることは、本作は大変面白く楽しめる作品になっている。
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アメリカは多民族国家と言われるほど、たくさんの国や地域の人種から成り立つ国で、そういった国だからこそこうした新しい価値観で作品を描いて人を感動させることができるのかなぁと思いました。
確かに、「金髪で白人で地位もお金も名誉の象徴である王子様と結婚することが幸せとは限らない」という点はすごく共感しました。
私も田舎出身なのですが、結婚相手を親に紹介したとき「医者やお金持ちじゃなくていいのか」と随分くだらないことを言われたことがあったので・・・。
でも、田舎だからとかはあまり関係ないかもしれないですけど、やっぱりいまだに人をお金や職業などの一面で判断する人は多いなぁと思うことはたまにあります。
ディズニーがMoanaという作品に込めたメッセージをどう受け取ってどう感じるのかっていうのは、まさに「人それぞれ」で良し悪しで判断するべきことではないですけど、実際に作品を見て自分が何を感じ取ってどう思うのか、それもまた楽しみですね(^_^)