RIOの日記

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映画「The Disaster Artist/ザ・ディザスター・アーティスト」の感想。伝説の駄作映画と酷評される作品が製作されるまでを描く実話ストーリー。

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あらすじ(ネタバレ含む)

「映画史上まれにみる駄作」と評される映画「ザ・ルーム」の監督・脚本・主演を務めたトミー・ウィソーを描く作品。

同作は、謎多きアーティストのトミー・ウィソーが主演・監督・脚本を務めた映画『ザ・ルーム(原題) / The Room』(2003)の製作舞台裏を描いたコメディー。

元ネタとなった映画は、“史上最低の映画”と称されるほどの珍品だが、逆にそれが伝説を呼び、公開から14年経った今も定期的に上映されるカルト映画となっている。

主人公・トミー・ウィソーは、出身地・生い立ちなど今なお謎に包まれた人物。サンフランシスコで、自身と同じく映画界での活躍を夢見るグレッグと出会う。

 

2人は夢を実現するため、ロサンゼルスへ移ることを決める。だが、思うように映画の仕事はもらえず、「自分たちで映画を作ろう!」と決意。トミーは脚本を仕上げ、機材や撮影スタジオのレンタル、製作スタッフの手配を済ませ、映画製作に取り掛かる。

 

その自主製作映画こそ、後に伝説となる「ザ・ルーム」である。

製作に関わる一切の費用はトミー自身が拠出しているが、その膨大な資金を個人で負担できた理由は誰も知らない。

 

脚本・監督を務めるトミーは、撮影に緊張するグレッグを励まし、いい演技を引き出す。だが、いざ自分が演技するとなると、短いセリフも全く覚えられず、セリフは棒読みで、大根役者振りを露呈し周囲を驚かせる。

 

「ザ・ルーム」の撮影期間中、グレッグはひょんな機会から、ハリウッドの大きな仕事のチャンスが舞い込んできたため、撮影スケジュールを調整するようトミーに頼み込むものの聞き入れてもらえず、結果そのチャンスを棒にしてしまう。

 

この出来事が引き金となり、トミーとグレッグは仲たがいする。

 

グレッグとけんか別れしたあとも、トミーは映画の編集作業を行い、ついにプレミア上映当日を迎える。この日は過去の出来事も水に流し、グレッグもプレミア会場に駆けつけた。

 

いざ、上映が始まると、トミーのヘンテコな演技や辻褄の合わないストーリーに観客は爆笑。その様子をみたトミーはショックを受けるが、グレッグが励まし、上映後2人はステージ上で拍手で包まれた。

 

映画「ザ・ルーム」は(私は知らなかったけど)相当伝説的な作品らしく、日本のWikipediaで、とても詳細に紹介されています。

駄作だけど伝説って、全然辻褄が合っていないけれど、とにかくみんなに愛されていることだけは分かります。

観客の愛ある爆笑に包まれたシアター

今までこんなに観客が爆笑している映画を見たことがないってほど、観客全員がゲラゲラ腹を抱えて笑いながら鑑賞していました。

 

私も、映画館での鑑賞中に声を出して笑うなんて初めての経験。

 

とにかく、トミーの言動がいちいちウケる!本人はいたって真面目なんだけど、だからこそ面白さ倍増。

みんなに笑われバカにされても自分を貫く。

トミーはまさにゴーイングマイウェイ

でも観客は決してトミーを見下したり馬鹿にしているのではなく、馬鹿正直でまっすぐな心意気に敬意を表し、温かく笑い飛ばしているんだと感じました

 

トミー・ウィソーという人物を全く知らない私でも楽しませてもらいましたが、恐らく本人を知っている人はそれにも増して面白かったと思います。

 

ただ、真面目な人は笑えない(というかむしろ引く)かも・・・?

 

レビューサイト上では、批評家・観客とも大絶賛

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本作のヒットを受け、元ネタになった「ザ・ルーム」が一部のシアターで年末年始にリバイバル上映されることになったと聞き、近所のシアターを検索したら、すでに全日程SOLD OUTすごい!

 

みんな「史上最低の作品」と酷評する割りに大好きなんじゃ~ん・・・。 

仕方ないので、家でゆっくり見ることにします。

ジェームズ・フランコとその弟が共演

トミー・ウィソーを演じたのは、自ら彼のファンを公言しているジェームズ・フランコ

 

黒髪長髪、謎のアクセント、奇妙な言動。特徴的ではあるものの演じるのは難しいであろうトミーを、ジェームズ・フランコが完璧に再現していました。

 

そして、親友のグレッグを演じたのはジェームズの弟デイブ・フランコ。2人が兄弟だなんて、映画を見ている間もまったく気付かなかった・・・。

 

クールで落ち着いた雰囲気のジェームズとは対照的に、弟のデイブは笑顔が印象的な少年のような雰囲気。

「James franco dave Disaster artist」の画像検索結果

主演のジェームズ・フランコは、年明けのゴールデン・グローブ賞主演男優賞にもノミネートされており、今後の賞レース次第では日本でも上映されるかも!

 

元ネタになった「ザ・ルーム」は映画界にもファンも多く、本作にも有名な俳優さんが多数カメオ出演しています。中でも、思いがけずブライアン・クランストンが出てきたときは、びっくりしたのと同時に爆笑!

 

この映画、大衆ウケはしないけど、映画ファンには本当にオススメ!

↓の予告中のシーンも本当に面白いし、ジェームズ・フランコのこの演技は決して誇張した演技ではなく本物そっくりなのが、さらにウケるんです(笑)


The Disaster Artist Teaser Trailer #1 | Movieclips Trailer

 

日本でも公開して、多くの人に面白さが伝わりますように・・・☆ 

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