東京国際映画祭の最終日に、グランプリ受賞作品の上映会に参加してきました。
各賞は、前日の午後3時に発表されてたものの仕事のためチェックできず、来場ギリギリで作品を知ることになりました。
「フランス映画かぁ・・・」
特別ニガテ意識はないけど、そんなに頻繁に見る機会もないので自分が楽しめるかどうか分からなかったんです(^_^;)
上映開始は8時半。
早めに近くのつるとんたんでディナーを済ませて来場しました。
途中、ヒルズでベタに東京タワーの写真なんか撮ったりしちゃいました。
2年ぶりくらいの六本木だったのでテンション上がってしまいました。
生で見ると、もっともっとキレイなんですけどね〜
会場は六本木ヒルズのTOHOシネマズ。
周辺は東京国際映画祭一色。
私たちは8時10分くらいに着席しましたが、意外とギリギリで入ってくる人も多かったかな。
もちろん満席!
東京国際映画祭だからか、六本木という場所柄か、外国の観客も普段より多く見かけました。
何かイベント的なものがあるのかと思ってたけど、時間になるとCMもなくすぐ上映開始。
あらすじ
自由に生きる青年ダヴィッドと親を失った姪のアマンダが、突然の悲劇をともに乗り越えようとする。
美しい夏の陽光が降り注ぐ家族の愛と再生の物語。
人気若手俳優V・ラコストと愛くるしい少女のコンビから目が離せない感動の話題作。
※Filmarksより引用
東京国際映画祭のウェブサイトによると、アマンダ役の子は、今回の作品で初めて演技をしたそう。
とても繊細でみずみずしい演技でした!
感想
テロ事件で母親を失う、というショッキングな事件にも関わらず、物語全体はとても静かに進んでいきます。
ドラマティックさも最小限だし、セリフでの説明も少ない。
でも、ふとした時に見せるアマンダの表情がすごく気になるんですよね。
ダヴィッドがアマンダに「何で泣いているの?」と聞く場面が何度かあるけれど、アマンダは答えてくれなくて。
母親を失った幼い彼女の胸のうちを推し量るのは難しいけど、色々頭の中で想像してしまいます。
想像を掻き立てるような描写の仕方や静かにストーリーが展開していくところは、普段見るハリウッド映画や日本の映画とは違うなぁと感じました。
TIFFで「アマンダ」見てきました🎦
— Rio (@nami11star1) November 3, 2018
Amandaを演じた女の子の可憐だけど強さを感じる演技に心打たれました。
Amandaもだけど、作品を通じておじのDavidが一回り大きく頼れる存在に変わっていく様子も良かった。
久しぶりにフランス映画見た〜✨ pic.twitter.com/PO3Hm3PtLg
そういえば、亡き母の代わりにその兄弟が娘を育てるって話、ちょっと「gifted /ギフテッド」を思い出しました。
「アマンダ」のダヴィッドは最初アマンダの後見人になることをためらっているようでしたが、最後の方はアマンダを育てる大人としての覚悟を感じられる表情や振る舞いに頼りがいを感じた!
特に最後のウィンブルドンのテニスの試合のシーンがお気に入り。
『アマンダ(原題)』クリップ| Amanda - Clip HD
この「アマンダ」は2019年に一般公開される予定とのこと。
私のように普段フランス映画を見ない方もいると思いますが、とてもシンプルなテーマで分かりやすく、悲劇的な事件にも関わらず優しく穏やかな雰囲気で進行していくので、作品に没頭しやすいのではないかな、と思いますo(^_^)o
上映が終わって外に出たのは22時半くらい。
六本木はにぎやかな街だけど、夜景はやっぱりキレイですね。
「アマンダ」を見てちょっと感傷的になっていた気持ちに拍車がかかりました。