RIOの日記

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見た。フレディ・マーキュリーってどんな人だったの?

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イギリスで生まれた伝説のバンドQUEEN

現役時代を知らない私も、今なお色褪せず愛されている名曲を日本のCMや好きな映画・海外ドラマで耳にしたことは何度もありました。

 

そんなQUEENのメインボーカルで、45歳という若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーの半生を描く映画「ボヘミアン・ラプソディ」を鑑賞してきました。

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映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!

 

Rotten Tomatoesの批評家レビューはイマイチだったけど、オーディエンスの評価はかなり高く、日本の口コミもかなり良かったので期待度で足を運びました。

 

伝説のライブと言われる、Live Aidのステージまでの人生を描いています。

 

ライヴエイド(LIVE AID)は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート。「1980年代のウッドストックとも一部でいわれていたが、その規模をはるかに超越したものとなった。

 ※Wikipediaから引用

Wikipediaには出演したアーティストの一覧と当日の様子も記載されていて、QUEENについては「全出演陣中、最多の6曲を披露した。パフォーマンスは他を圧倒し、ボブ・ゲルドフも彼らを絶賛した。この出演が解散目前と言われていたバンドを再浮上させる大きな転機となった。」としています。

 

そんな伝説のステージを、30年以上の時を経て体感できるとは思っていませんでした。

 

当時の映像はYouTubeでも見ることができます。


Live Aid- Queen- Full Set HQ

 

 

フレディ・マーキュリーという人

一方で、フレディをはじめとした個人について、踏み込んだ描写が少なかったようにも思いました。きっと個々人ではなくQUEENというバンドをメインにした描写にしたかったのかな?とも思ったけど、せっかく映画を見てフレディという人について興味を持ったので、調べてみました。

自信とコンプレックス

これほどの影響力と才能を持った彼も、コンプレックスに悩まされている様子が映画の中でも伺えました。

具体的には、自分の家系/出自(映画の中でも侮蔑的に「パキ」と呼ばれるシーンがいくつかありました)、歯並び、セクシャリティ、真のパートナー不在、など…。

キャリア(QUEENというバンド)自体に対してはとても自信を持っているように見えただけに、自分自身については対照的。

出自

1946年9月にインドで生まれ、幼少期をインドで過ごすものの、1964年に起きたザンジバル革命による危難を避けるため、一家でイギリスに移住する。

イギリス移住後は、ヒースロー空港で働いていたこともあったそうで、映画の冒頭にもその様子が少し描かれていました。

1970年、ブライアン・メイとロジャー・テイラーがメンバーのバンドにボーカリストとして加入、後の伝説のバンド・QUEENへとなっていく。

本人も、元の氏名を「フレディ・マーキュリー」に変更しています。

 

映画の中で「パキ」と差別的に呼ばれるシーンはかなりサラッと描かれていたけれど、ひょっとしたら自分の名前と見た目とでインド系と一目で分かってしまうことにコンプレックスを感じていたのかな。

 

ご両親のことを考えると少し寂しい気持ちもあるけれど、「過去ではなく未来を見据える」といったような趣旨のセリフもあって、きっとコンプレックスを抱えつつも前向きで力強さのある人だったのかな、と思いました。

 

セクシャリティ、パートナー

私生活では、メアリー・オースティンという女性とパートナーだったものの、自身のセクシャリティが原因で破局。ただ、映画の中ではフレディはとてもメアリーのことを気にかけて信頼し、愛情を持っていたように見えました。メアリーも、フレディのことをどん底から救っていて、きっと男女の恋仲という形を超えた絆のようなものが2人の間にはあったのかも。

映画の後半でパートナーとなったジム・ハットンは、その後フレディが病気で亡くなるまで支え続けたものの、自身もHIVに感染しており、フレディが亡くなるまで隠し通していたそう。

 

私が好きなQUEENの曲の一つに「Somebody To Love」という曲があって、「愛する人が欲しい」ってすごく寂しさを感じる歌詞だな、なんて思ってたけれど、晩年は自分を理解して支えてくれて、愛する人が見つかって良かった!

豆知識

愛猫家だったようで、映画にもところどころ愛らしい猫ちゃんがたくさん出てきました。自宅には猫の部屋があったり、飼い猫のために作られた曲もあるほど。

 

学生時代はデザインや芸術を学び、衣装などのデザインも手がけていたそう。映画の中でも、QUEENのロゴのデザインを考えていることをうかがわせるシーンもありました。

 

ステージ上でもピアノの演奏を披露していますが、インドで過ごしていた時にピアノを、イギリスへ移住後はギターも学んだそう。

 

映画公開にあわせてフレディについてまとめた記事が多く公開されているので、映画を見て彼が気になった方がそちらもチェックしてみてください。

日米で初登場第1位、フレディ・マーキュリーの数奇なる人間ドラマ | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

クイーン、フレディ・マーキュリーの知られざる10の真実 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

映画『ボヘミアン・ラプソディ』クイーンのフレディ・マーキュリー、その波乱万丈な人生描く - ファッションプレス

 

 

フレディ・マーキュリーは、力強さの影にあるコンプレックスと戦いつつ、メンバーとバンドを「家族」と呼ぶ優しさと愛に溢れた天才でした。

バンド解散の危機を乗り越え、バンドとしても個としても成長したQUEENの伝説のライブ、Live Aidは圧巻、まるでライブ会場にいるかのような興奮を味わえました。

おまけ

作中でフレディとメアリーを演じたラミとルーシーは交際中との噂があるそうです♪

www.cinematoday.jp

 

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