アメリカのテレビ局ABCで放送されていた全18話の新医療ドラマ
Good Doctor
放送開始後、安定した視聴率を記録し、先月シーズン2への更新も正式に決定されました。
タイトルの「ハリウッド版」からも分かりますが、実はこのドラマのオリジナルは韓国で放送された人気ドラマシリーズがベースになっています。
日本ではWOWOWが放送権を獲得し、4月からスタートされるそう。
さすがWOWOWさん!
ドラマのあらすじ
カリフォルニア州サンノゼの聖ボナベントゥラ病院。
院長グラスマンは地方のワイオミング州に住み、医学博士の学位を持つ青年ショーンを自分の病院に外科レジデントとして招く。
自閉症のショーンは他者とのコミュニケーションが苦手だが、サヴァン症候群でもあり、天才的な記憶力や空間認知能力を持ち、医学書から得た無数の知識も即座に思い出せた。
だが院長の座を狙う病院の理事マーカスなど病院関係者や多くのドクターは、ショーンが自閉症であること自体が患者たちに不安を与えたり医療の現場に混乱をもたらしたりすると彼の勤務に反対する。
それでも純粋なショーンは、治療困難な患者たちを次々と全力で救い、院内で旋風を巻き起こしていく。
※WOWOWの番組紹介ページより引用
新しい主人公のドクター像
主人公のショーンは、新人ドクターながら医学の知識や観察力にとても優れています。
ハンデを抱えながら医者として四苦八苦しつつも、一つ一つ山を乗り越えて周囲と絆を強めて成長する様子は、今までの医療モノの海外ドラマにはあまり無かったので新鮮さを感じました。
体は男だけど心は女の子の少年に、
「君は生物学的には男性だ」
と(悪意無く)言い放っちゃうんです・・・(汗)
ショーンが患っているというサヴァン症候群とは、知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指すそう。
原因はいまだに不明で、人によって症状はバラバラ。
航空機を見ただけで細部の設計まで書き起こすことが出来たり、何ヶ国語も操れたり、ショーンのように本を一度読んだだけで鮮明に記憶出来たり、という例があるそう。
サヴァン症候群を扱った作品として、アカデミー賞も受賞した映画「レインマン」が有名です。
主演は「ベイツ・モーテル」のフレディ・ハイモア
日本でも人気のドラマ「ベイツ・モーテル」で、主人公ノーマン・ベイツを演じたフレディ。
13歳で映画「チャーリーとチョコレート工場」に主演して注目を浴びました。
この映画は日本でも人気・知名度ともに高い作品ですね。
まだこんなに可愛かった★
このあと、殺人鬼の役を演じるとは・・・(笑)
2018/4/5付けの毎日新聞にロングインタビューの記事が載っています。
キャリアを順調に伸ばせている要因として、①ベイツ・モーテル、②大学進学、の2つを挙げています。
自分のキャリアに役立つ仕事と出会えたこと、自分が身を置く世界から一旦離れて外の世界を知れたことが大きかったそう。
これって「自分たちにも言えることかも」と思いました。
まとめ
ドクター・ハウスも、問題を抱えた医者を中心に描く医療ドラマ/ヒューマンドラマでしたが、グッド・ドクターは、若いドクターの成長を軸に置くことでより明るく前向きな雰囲気。
フレディも語っているとおり、自閉症・サヴァン症候群という難しい役柄にもかかわらず、シーズン1を見事に演じきり、その中でショーンと一緒に彼自身も俳優として一つまた大きく成長できたのではないでしょうか。
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