マネー・ショートより見やすい作品
ウォールストリート関連の映画だと、最近マネー・ショートがありましたが、マネー・モンスターはマネー・ショートほど難しい内容じゃなかったです。
マネーショート 華麗なる大逆転【Blu-ray】 [ クリスチャン・ベール ]
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※マネー・ショートは超難しかった・・・全然わからなかった(笑)
でも、やっぱ経済系の知識が乏しい私は、誰が黒幕でどんなことをしていたのかは分かったけど、どんな理論でCEOが金をせしめてたのか、そのお金の流れはなんだかよく分からなかった・・・。
マネー・モンスターは、株の暴落の真相という金融系のネタだけじゃなく、人質事件とも絡み合い、比較的見やすい経済系の作品になっていると思います。
一方の人質事件の警察は結構ずさん
生放送中の番組に、銃と爆弾を持って乗り込んで占拠するという大事件を起こしたのは、カイルという若者。
マネー・モンスターという財テク番組の情報を信じて全財産を株に投資したものの見事にスリ、ヤケっぱちで事件を起こしたような感じでした。
事件の最中も落ち着きもなくキレやすくすぐ発砲するあたり、自分を見失って自暴自棄になってる感じでした。
人質事件の警察の対応は、なんか雑だなーって感じはありました。
警察の交渉人がカイルとの会話を試みますが、カイルはすごい剣幕で拒否。
でも交渉人はすぐさまかけ直し、PAのパティにつなぐように強く言います。
口調だけでも犯人が興奮してるのが伝わるし、現場の人間も今はまずいって言ってるのに、なぜ警察が無理にカイルと話そうとしたのか謎でした。
あと、爆弾の構造も調べて「リーのベストの安全装置を射撃すれば起爆しない」っていうところまで調べたのに、肝心の爆弾は結局フェイク。
私もよく分からないけど、爆弾の材料って結構特殊だし、カイルがいつどこでどんな材料買ったのかって調べたりしないのかな・・・。
カイルって前科もないし見た感じホント普通で、自力で爆弾作れるような感じもないから、そういうの調べないのか少し不思議でした。
細かいところは気になるけど、全体的にはとても楽しめる作品
株の暴落の陰に隠された真実を追っていく様子はとてもハラハラします。
一見関係のないように見える人たちが色々とつながっていき、活躍して、真実をつかんでいくので、最後すべてがつながったときに、スッと落ち着く感じがして好き!