海外ドラマファンの間では今週、U-NEXTがちょっとした話題になりました。
"ちょっとした"というか・・・結構すごいニュース(*'▽'*)
ゲーム・オブ・スローンズやシリコンバレー、ウェストワールドなど大人気で本格的で高品質な海外ドラマ作品をいくつも手がけているHBO作品を、U-NEXTで取り扱いスタート!
✨✨✨✨重大発表✨✨✨✨
— U-NEXT (@watch_UNEXT) March 30, 2021
米国エンターテイメントの最高峰
「HBO」の作品が、ついにU-NEXTへ
4月1日より #HBO 及び #HBOMax オリジナルの作品がU-NEXTに登場です💁♀️
📺配信作品📺#RaisedbyWolves #SATC #CHERNOBYL #Watchmen #Westworld #BandOfBrothers
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ご期待ください😉👌
海外ドラマファンとして、注目せざるをえないニュース!!USEN*1の株、売らなきゃよかったかな。笑
そんな話題のU-NEXTで最近鑑賞していたのが、U-NEXT独占配信中の海外ドラマ『イン・ザ・ダーク』シーズン1。
(c)公式ウェブサイトより
『イン・ザ・ダーク』シーズン1
— Rio (@nami11star1) 2021年4月1日
目の不自由な女性が、親友の殺人犯を追うサスペンスドラマ。
正直、7話目くらいまで主人公にまったく共感も感情移入もできず見始めたことをやや後悔したけど、終盤の展開と主人公の変化のおかげで楽しめた。
終わり良ければすべて良し、ということで💫笑#UNEXT pic.twitter.com/OuSbUZHlvT
あらすじ
病気のための若い頃視力を失ったマーフィ。暗闇の中で生きる彼女は酒と男に溺れる自堕落な生活を送っていた。
ある日盲導犬と歩いていると、数少ない友人の1人であるタイソンらしき死体を発見する。だが警察が駆けつけた時、すでに死体はなくなっていた。
盲目の主人公が少年の殺人事件を追う新感覚ミステリー第一弾。事件の謎解きに加え、主人公の心境の変化も丁寧に描かれる。俳優のベン・スティラーが制作総指揮を担当。
※U-NEXT作品紹介ページより引用
<こんな人にオススメ>
- ミステリードラマが好き。
- 20代〜40代の男女。
- わがままな主人公の振る舞いにイライラしない人。笑
Twitterの感想にも書きましたが、主人公がとにかく自己中で自分勝手て気分屋。
14歳で視力を失ったという辛い経験を考慮しても、全然共感できず大嫌いでした。笑
(c)公式ウェブサイトより
終盤まで「なんでこの作品に手を出してしまったんだろう・・・」と何度も何度も後悔しましたが、残り2話でストーリーが一気に動いて主人公の振る舞いもマシになり、良い印象で見終えることができました。
真面目なタイプの人はマーフィの言動にイラッとする場面も多そうだし、最後まで見るのは少し大変かも。。。
登場人物
マーフィー
病気のため14歳で視力を失った主人公。
その辛い経験から、酒・タバコ・男性関係にだらしなく、他人に対しても非常識な態度で振る舞う。
両親が経営する盲導犬施設のスタッフだが、遅刻や勤務中の昼寝・タバコは当たり前、注意されても一向に改善しないという困った態度。
視力を失ったものの、それを補うためか触覚や聴覚が人より鋭い。
タイソンの死体を発見できたのも、死体の顔の触覚で判別できたため。
タイソン
マーフィの親友の少年で、マーフィが心を開く数少ない友人の1人。
ドラッグの売人。
ある日、路地裏で強盗に襲われているマーフィを助けたことからマーフィと友人に。
ジェス
マーフィの同居人/幼馴染/同僚。
自分勝手でわがままなマーフィをずっとそばで支えてきた親友のひとり。
嘘をつくのが苦手で素直で優しい。レズビアン。
マーフィの勤務先の盲導犬施設で獣医として勤務する。
(c)公式ウェブサイトより
マックス
タイソンも関わるドラッグ組織のマネーロンダリングを担う。
ひょんなことからマーフィと出会い、恋仲となる。
(c)公式ウェブサイトより
ダーネル
タイソンも関わるドラッグ組織の一員。
タイソンとは従兄弟で、マットとは仕事仲間。
ディーン
タイソンの事件を担当する刑事。
視力を失った娘を男手ひとつで育てる父親でもあることから、マーフィと親密な関係に。
(c)公式ウェブサイトより
以下ネタバレが含まれますのでご注意ください
二転三転しながらタイソンの死の真相を追求していく
この作品は、
- 主人公が目の見えない女性・マーフィ
- そんな彼女が、タイソンの死について警察より一歩先を行き、マーフィがリードする形で真相が明らかになる
という点が、他の作品との違いとして挙げられると思います。
目の見えないマーフィがどうやってタイソンの死体を"発見"できるのか。
マーフィは親密な人の顔の形・触覚を覚えていました。
道で横たわる死体の顔を触り、それがタイソンだと確信、警察に届け出ます。
(c)公式ウェブサイトより
シリーズはまず、「タイソンは本当に死んだのか?」というところからスタート。
なぜならマーフィの通報を受けて警察が駆けつけますが、タイソンの死体がそこにはありません。
姿を消したタイソンは、殺されたのか家出しただけなのか。
中盤になりタイソンの死体が発見され確認されると、次は犯人探しが始まります。
容疑者の候補が二転三転し、最終話で意外な人物が犯人と判明。
一話完結のストーリーとは違い、じっくり13話をかけて真相に迫っていく描写の仕方は、人によって好みが分かれるかもしれないね。
事件の捜査が二転三転した理由は、タイソンの事件を担当する2人の刑事が原因。
ベッカーはダーネルの恋人で、ディーンは真犯人・・・
※ダーネルは、シーズン後半でタイソン殺害の第一容疑者として逮捕されていました
(c)公式ウェブサイトより
そんなんじゃ、事件の真相解明に時間がかかるのも当然。。
正直シカゴ市警、ちょっと身辺調査甘すぎじゃない?と思ってしまいました。
殺人事件の捜査担当者がそれぞれ違った形ではあるものの、同じドラッグ組織に深く関係していたなんて・・・
とはいえキレイに完結はせず続きが気になる終わり方だったので、次のシーズンも楽しみ!
(シーズン3まで決定しているそうです)
癖が強い主人公・マーフィ
冒頭から何度か触れている通り、主人公・マーフィはかなり癖があり好き嫌いがかなり分かれると思います。
自分以外の人のことは一切気にかけない癖に、自分のことは最優先してもらって当たり前みたいなところが最後まで好きになれず・・・
中でも一番嫌だったのは、マックスの元カノの家に押しかけるシーン。
運転してくれたジェスへの態度、初めて会う元カノへの態度・・・
シリーズ終盤だったのでそれまでマーフィの傍若無人ぶりは散々見てきてもなおドンびいてしまい、私がジェスの代わりにキレたい気分にすらなりました。笑
(c)公式ウェブサイトより
マックスへの恋愛感情も全く理解できなかったなぁ。。。
普段から男性関係が激しいマーフィとは全然経験も違うからしょうがないか・・・
「もう付き合えない」って突き放したと思いきや、GPSで居場所探してホテルにいると分かりきや「浮気してるんじゃないの」と突撃したり。
U-NEXTの作品紹介ページには、そんなマーフィの言動を"繊細に描写された"って評されていたので、きっと私にはその繊細さを感じ取れるほどの寛容さや経験がまだなかったということなのかな。
なんだかマーフィへの不満をぶちまけただけみたいになっちゃったけれど、ラスト2話くらいで少し私の中のマーフィの印象も変わったので、シーズン2にどうストーリーが展開し、マーフィをはじめとしたキャラクターたちが関わっていくのか、楽しみな気持ちになっています。
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