RIOの日記

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『Why Whomen Kill〜ファビュラスな女たち〜』シーズン1&2の感想

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ミステリーのハラハラドキドキ感に、

ダークなコメディな要素もあり、

そしてファッションや装飾が限りなくオシャレ。

 

ワクワクの要素が3つも重なって、面白くないはずがない!!

ということで、シーズン1と2を一気に見終わってしまいました。

 

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(c) 公式サイトより引用

 

邦題の"ファビュラス"が若干ダサいけど(笑)*1、全体はとても楽しめる作品になっていました。シーズン2で終わってしまうのが残念…

 

collider.com

 

 

 


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以下ネタバレが含まれますのでご注意ください

 

 

 

シーズン1

 

60年代、80年代、2010年代の3つの時代を行き来しながら、それぞれの時代で懸命に生きる女性たちが、夫が原因で事件に巻き込まれ、または巻き起こす様子を描いています。

時間軸が3つ、それぞれの時代でメインのキャラクターがいながら、一つのストーリーとしてまとめ上げられた緻密な構成が素晴らしい!

 

夫に翻弄される女性たち

 

3つの違う時代の中で共通するのが、

60年代のベス・アンは、浮気を繰り返す夫に悩まされ、

80年代のシモーヌは、夫がゲイだと判明し、

2010年代のテイラーは、薬物で社会から遠ざかる夫を一馬力で支えるキャリアウーマン。

 

題名からも分かるとおり、誰かが誰かを殺すのですが、

クライマックスに向かうまでの過程も面白すぎて目が離せません。

 

みんな辛い状況だけど…

私だったらベス・アンの状況が一番辛いかな(;_;)

夫のことも、子供のことも…


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(c) 公式サイトより引用

 

それぞれの時代の社会の課題も描かれる

 

ストーリーの背景には、実際の時代の課題も触れられていました。

 

60年代は女性がなかなか社会に出れず、夫に頼らざるをえない部分が大きく、

80年代は同性愛やAIDSへの偏見、

そして2010年代は恋愛や結婚の形の多様性。

 

社会や時代は少しずつ進んで、以前の問題が解決するとまた新しい問題が出てきて、結局天国のような社会にはならないのかな…なんて思っちゃいます。

 

見どころ

 

  • セレブキャラなルーシー・リュウ。相変わらず凛とした雰囲気がステキ。
  • ベス・アンを演じたジニファー・グッドウィンは、『ワンス・アポン・ア・タイム』の白雪姫。ちなみにシーズン2ではレジーナ役のラナ・パリラがでています。
  • 10話のクライマックス、各時代の女性たちが殺人をするシーンの描写が秀逸。強烈に印象に残っています。
  • 主役は各時代を生きる3人ですが、特にベス・アンが、夫の浮気相手に素性を隠しつつ接近する様子や、ラスト、夫に立ち向かうまでの変化がすごい(というか怖い)


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(c) 公式サイトより引用

 

 

 

シーズン2

 

シーズン1とは、全く別の作品。

今回は同じ時代設定・人間関係で、一つのストーリーが進んでいきます。

主人公はアルマ。

華やかな社交界を夢見る冴えない主婦。

そんなアルマが、狂気の大量殺人事件と関わっていく様を描いています。

 

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(c) 公式サイトより引用

 

アルマとリタ

 

シーズン1と大きく違うのは、序盤からどんどんと人が殺されたり亡くなったりするところ。

最終的に、歴史に名を残すほどの殺人鬼となったのは、主人公のアルマ・フィルコットだけど、その夫であるバートラム・フィルコットもなかなかのサイコパスな殺人鬼…

 

アルマはもはや、家に出てきた害虫を駆除するくらいのマインドで人を殺したり殺そうとしたりして…当然最後には捕まるけれど、全体を見終わった後のスッキリ感は、シーズン1ほどはないかも。笑

 

最後、娘のディーが愛して信頼する婚約者まで、邪魔者扱いして殺そうと企てたりしたあたりで、正直かなりドン引き&胸焼け状態でした…


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(c) 公式サイトより引用

 

一方のリタは、登場した時点ですでにどこからどう見ても"悪役"。

リッチで歳の離れた旦那さんがいながら浮気をして、社交クラブの会長で人を見下して。

実際に、アルマのガーデンクラブ入会を阻止したり、嫌がらせしたりと、こちらもなかなか人格に難のある人でした。

 

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(c) 公式サイトより引用

 

でも後半になるにつれて、

  • リタが過去に辛い思いをしていたこと
  • メイド兼いとこのキャサリンを大切に思っていたこと
  • スクーターとの関係も大切にしようとしていたこと

が少しずつ明らかになって、私の中では好感度がグンと上がりました。笑

 

少し(というかだいぶ)ひねくれた性格だけど、人間らしさとか可愛らしさも感じるので、嫌いになれないタイプ…

 

二人は、対照的な人間だったのかも。

  • 隣には、ありのままの自分をキレイで愛してると言ってくれる夫がいて、素朴ながらも娘もいて幸せな生活がありながらも、ないものねだりで、きらびやかな社交界を夢見るアルマ
  • お金には不自由なく、ガーデンクラブの会長を務め、見た目も美しいけれども、本当の自分を知るのはいとこのキャサリンのみで、夫は自分を大事に愛してくれるわけではなく物足りなさを感じるリタ


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(c) 公式サイトより引用

 

シーズン1と2を見て、つくづく、社会も自分の生活(人生)も、完璧な状態になることはなくて、今の生活を大切にして感謝する気持ちを持つことの大切さを改めて教えられたような気がします。

 

 

 

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*1:原題には付いてないです

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