RIOの日記

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海外ドラマ『グッド・ワイフ』をシーズン7まで見た感想

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2020年にシーズン1を見始めてから、足掛け2年。

大好きなリーガルドラマ『グッド・ワイフ』を、ついにシーズン7まで完走しました。

 

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(c) オフィシャルサイトより

 

1シーズンで22話前後の、長いドラマシリーズでしたが・・・

途中で飽きることもなく、最後まで楽しめました。

 

私自身、法務の仕事をしていて、アメリカにも赴任していたこともあり、アリシアの仕事をより身近に感じたというのも大きいです。

 

※シーズン3以前は、古すぎてTweetを見つけられず。笑

 

 

 

 


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ここからネタバレが含まれますのでご注意ください

 

 

弁護士の活躍の場は裁判だけではない!

 

法廷ドラマは、やはり分かりやすい裁判を題材にすることが多いと思います。

 

もちろんこの『グッド・ワイフ』でも裁判シーンがメインかつ1番の見どころですが、それ以外の弁護士の活躍の場を幅広く描かれています。

 

  • 学校やスポーツなどの仲裁
  • 軍法会議
  • 調停
  • 保釈裁判

 

これから法律の世界を目指す人にとっては、弁護士の仕事の幅広さを具体的な実例と一緒に見ることができるので、とても興味深いのではないでしょうか。

 

 

日本でも、今でも一般的には紛争=裁判という印象が強く、仲裁*1や調停*2を知る機会はあまりないように思いますが、企業間の契約では紛争解決方法に仲裁を規定することも多く、意外と身近な存在なんです。

 

「グッド・ワイフ」とは

 

法廷ドラマではありますが、タイトルは『グッド・ワイフ』

直訳すると「良き妻」

つまり家庭の中の妻としてのアリシアがメインテーマだったのかもしれません。

(私は仕事柄、どうしてもアリシアの仕事のシーンばかりが印象的でしたが・・・)

 

はたから見ると、公職につく夫のピーターを支える良き妻だったアリシア。

ピーターの女性問題や仕事上のトラブルにもかかわらず、離婚もせずに妻として支え続けていた「良き妻」という印象を、世間は持っていました。

 

ですがピーターとの夫婦関係は事実上破綻し、お互いに異性と自由に交際する2人。

 

アリシアはことあるごとにピーターを

「浮気者のくせに!」

と責め立ててたけれど、

「アリシアもしつこいなぁ」

「自分だって何人もと浮気してるじゃん・・・」

とちょっと辟易することもありました・・・

 

特に、母親(アリシア)の浮気がメディアや周囲に噂されて、それを耳にしてしまうザックやグレースが不憫でならない・・・父親(ピーター)も女性問題とか色々世間を騒がせた挙句、父親と母親が別居していることですら、子供からしたら一定のストレスだろうに・・・

 

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(c) オフィシャルサイトより

 

少なくとも家庭の中での妻・母としてのアリシアの生き方は、あまり共感できるものではなかった、というのが正直な感想です。

 

最終シーズンの最後のシーン。

あまりにあっけない終わり方で賛否あるようでしたが、視聴者側で自由に想像できるという意味ではよかったのかなと思います。

 

ピーターが知事を辞任するという最も大事な会見で、その隣に寄り添う、まさに「良き妻」としての姿を世間に見せるアリシアが、浮気相手の姿を追いかける・・・

そして仕事では裏切る形になってしまったダイアンに、思い切り頬を引っ叩かれる。

 

個人的には、キレイにまとまっていたんじゃないかなと思います。

 

 

 

職場での政治、権力争い

 

人が複数人集まると、自分の利益のために、時には手を組んで、また時には足を引っ張ったりと、政治的な動きが生まれます。

 

アリシアの職場は、シカゴで有数の弁護士事務所。

 

  • 誰を昇進させるのか。
  • 転職先はどこなのか。
  • 誰を採用するのか。
  • トラブルや問題の責任を誰に負わせるのか。

 

本来、団結するはずの同じ事務所のメンバーを、裏切り、足の引っ張り合いばかりをする姿を見るのに、少し疲れました。

 

 

特に、シーズン6から7にかけてのケイリーの扱いがなんかあまり納得いかず・・・

 

アリシアは、元々ケイリーと一緒の事務所を立ち上げようと奔走していたのに、自分の事情で地方検事選に立候補して、当選したにもかかわらずやはりここでも自分の事情で辞退し、散々自分の都合でかき回したくせにダイアンが戻るのはケイリーの意向は無視。

 

挙句のはてに、ダイアンも前の事務所を自分の都合で抜けてケイリーたちの事務所に合流させてもらったのに「ケイリーでは実力不足だわ」と、ケイリーを切り捨てようとしたり・・・

 

理不尽なことばかりの世の中の縮図を見ているかのようでした・・・

 

あわせて読みたい

 

同じように、女性が職場で奮闘する姿を描いた海外ドラマがいくつもあります。

どれも元気もらえるのでおすすめ!

 

 

 

『Younger』(hulu)

 

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『エミリー、パリへ行く』(Netflix)

 

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『フライトアテンダント』(U-NEXT)

 

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*1:裁判官ではなく、第三者が紛争解決をする。条例により仲裁人の決定は裁判所の判決と同等の執行力を持つので、特に国際取引で選択されることが多く、また裁判と異なり非公開なので、企業間の紛争解決にも適しているとされます

*2:離婚の解決を図るイメージが強いと思いますが、企業間の紛争でも使われます。裁判や仲裁のように、誰かが判断するのではなく、両当事者が話し合いで歩み寄って解決を図る方法です

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