RIOの日記

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『THIS IS US』シーズン3の感想 - 見ている"あなた"にリンクする部分がきっとあるはず!

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今まで見てきた数多の海外ドラマシリーズの中から「TOP3を選べ」と言われたら間違いなくランクインするほど大好きなシリーズ、『THIS IS US』

 

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(c) 公式ウェブサイトより 

 

否が応にも高い期待を持って見始めますが、どのエピソードもシリーズ全体で見ても、軽くその期待を超えてくれます。

 

なにも特別なことのない、特定の主人公がいるわけでもない、アメリカの普通の一家・ピアソン家を取り巻く家族や友人たちのストーリー。

そんな"普通さ"ゆえに、見ている人たちの生活や悩みにリンクして共感を呼び寄せるところが、この作品の"特別さ"なのかもしれません。

 

 

こんなあなたにオススメ!

✔︎ 子育てや親や配偶者との関係、恋愛など私生活(特に家族について)悩みがある。
✔︎ ティーンエイジャー〜年配まで、どの年代の人が見ても楽しめる。
✔︎ アメリカの生活の様子を知りたい!

 

 

 

 

あらすじ、基本情報

 

全米で記録的大ヒットを続ける国民的ドラマのシーズン3!!

 

<現在>と<過去>に<未来>が加わり、ケヴィン、ケイト、ランダルたちの運命がさらに目まぐるしく動き出す。ジャックの過去を紐とくケヴィン、妊活に励むケイト、市議会議員を目指すランダルたちに新たな転機が訪れる。

更に、ジャックと弟ニックの過去、ジャックとレベッカの出会い、ジャックとミゲルが交わした約束が明かされる!!

※Amazon Prime Video作品紹介ページより引用 

 


www.youtube.com

 

 

この作品の中のどこか、そのストーリーや登場人物の中に必ず"あなた"の一部を見つけられるでしょう。

私は、妊娠・出産、キャリア、夫婦の考え方の違いへの対処、自分の母親の存在の大きさなどいくつも共感ポイントがありました。

 

タイトルの"THIS IS US"は、ピアソン家のみではなく、見ている人全てを含めての"US(私たち)"なのかもしれません。

 

<基本情報>

  • 原題:THIS IS US
  • 全18話(1話約50分)
  • ジャンル:ドラマ

 

 

以下ネタバレが含まれますのでご注意ください

 

 

妊活、出産、初めてのママ業

 

38歳となり40代目前のケイトは、子供を授かりたいと強く願い辛い妊活を乗り越えて第一子を授かります。

 

私は妊活はしませんでしたが、ちょうど妊娠中の私にとってはケイトのちょっとした行動にとても共感。

 

ケヴィン・ランダルと長時間ドライブに出かけた際に、「妊婦はトイレが近いの!」と出発してすぐトイレに行きたがったシーンとか、まさに今の私!笑

 

ケイトは妊娠28週で早産してしまいますが、産まれた息子(亡き父と同じジャックと名付けました)はとても小さいながらも懸命にNICUで治療を受けます。

 

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(c) 公式ウェブサイトより 

 

ジャックが少しずつ回復・成長すると、看護師さんから少しずつジャックの世話を頼まれるように。

慣れずに上手く対応出来ないケイトは、横から口や手を出すだけでなく、いとも簡単にジャックのお世話をこなす母・レベッカを疎ましく感じてしまいます。

 

私の母も女手一つで私と弟を育ててくれ、私の中で最も偉大で尊敬している人。

私の中の母親がそんな完璧な存在だからこそ、臨月を迎え、もうすぐ自分自身が「母」となって子供を育てていくことに不安しか感じません・・・

なので、ケイトが感じている焦りや不安な気持ち、とてもよくわかります。

 

ケイトはその後、

  • レベッカが早産で生まれてきたジャックのお世話について看護師さんから教えてもらったことを事細かくメモをして、真剣にそのお世話を学び理解しようと努力した結果であること
  • ケイト一人でジャックのお世話をしようと意気込むのではなく、レベッカに頼れるところは頼り、甘えたい時は甘えよう

と理解・決意し、レベッカの助けを受け入れることにします。

 

ケイトの物語はハッピーな区切りを迎えたけど、これから我が家の物語がどう作られていくのか楽しみだね!

 

夫婦って難しい

 

我が家が上手くいっていないというわけでは決してないですが(笑)

ランダルとベスを見ていて、つくづくそう思いました。

 

シーズン3ではジャックとニックの兄弟の物語と同じくらい、ランダルとベスの夫婦の物語がメインで進行します。

 

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(c) 公式ウェブサイトより 

 

エピソードを見終わるごとにお互い感想を言い合うのですが、いつも彼がランダル、私はベスに共感するんです。

つまり、それぞれの立場に自分を重ね、ランダルとベスそれぞれに共感していたわけですが、それに気づいて思わず笑っちゃいました。

 

だって、同じシチュエーションになったら同じことが起こるかも、ってことですもんね。

 

「私はこんなに家族のために尽くしてきたんだから」と、他の家族(特に旦那さん)に見返りを内心で期待しちゃうんですよね。

私自身が、まさにそんな感じだし・・・


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(c) 公式ウェブサイトより

 

ですが、自分の思っていることが必ずしも他の家族と一致しているとも限らないし、他の家族にはそれぞれ自分の事情もあるだろうし。

 

家族といっても、結局は自分ではない他の人なので、 意見の相違や大きな出来事に直面した時にどう意見を合わせて協力し合いながら前へ進んでいくのか。

 

まだ私たちはそうした大きな課題にぶつかったことがないので、今から少し不安だね・・・

 

その他の見どころ 

 

冒頭で触れたとおり、本作はピアソン家をつうじて私たちの日常や悩みにリンクする要素がたくさん。

 

子供が欲しいか、欲しくないか

 

ゆくゆく結婚を考えるカップルで一番大切な価値観。

 

本作では「いずれ子供が欲しい」と思うケヴィンと、熟考の末に「子供は作らない」と固く決意したゾーイがまさにこの問題に直面し、最後には破局してしまいます。

 

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(c) 公式ウェブサイトより

 

今の時代ですからね。

私の同僚にも、結婚していても若くから「子供は作らない」と決めてキャリアを優先している女性はたくさんいます。

 

私自身は20代くらいまでは「子供はいらない」と思っていましたが、年を重ねて考えが変わったので、もちろんそういう人も多いでしょう。

 

どんな選択をするにせよ、じっくりと自分が本当に何を望んでいるのか見極め、決めておくことは大切ですね。

 

ケイトが40歳目前で妊活して無事出産をしますが、やはり自分で出産するとなると年齢的な制限がありますし、養子を迎えるにしてもあまり高齢だと体力的にも金銭的にも子育てが難しいでしょうから。

 

ベトナム戦争

 

戦争映画に出演したケヴィンは、PRのためにインタビューを受けるさなか、「あなたのお父さんの戦争体験が役作りに反映されているのか?」といった質問を受けます。

 

ケヴィンはその時に初めて、ジャックからベトナム戦争の話をほとんど聞いたことがないと思い至り、自分の知らない父の姿を追い求めるため、ゾーイとベトナムに旅立つことに。

 

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(c) 公式ウェブサイトより 

 

するとベトナム戦争で亡くなったとされていたジャックの弟ニックが、実は存命だと判明します。

 

私自身はまだ世界史の知識に乏しいこともありあまり身近に感じていないトピックではありますが、1960年代〜1970年代当時を知る人(特にアメリカの元軍人や当時のニュースをずっと見てきた人)にとっては興味深いのだと思います。

 

中でも私がびっくりしたのは、くじ引きで徴兵される人を決めていたこと。

 

ベトナム戦争は多くの映画作品や海外ドラマでも頻繁に取り上げられていて、そこから見る限りアメリカに残した影響もかなり大きいものだったことが分かります。

 

 

 

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過去にご紹介した『THIS IS US』のシーズン1&2の記事です🌟

 

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